おまけはいりません
このカンナって子供、前に誘拐され、俺・・・・・と言うか【ローレライ】が救助したフィール都市長の娘さんだった。
「なるほどそういう事ね」
ニレニアが汚物を見る目で未だに俺を見ているが気にしたら負けだ。
つーかお嬢様学校とは聞いていたがまさかここでこの子が出てくるとは思わなかった。
「お嬢さんはクラスに戻って、依頼を受けたギルドの顔合わせをしたらそっちに行く」
「分かりましたわルクスさん、後ほど」
カーテーシーをした後に、てててと走って行くお嬢さん。
「・・・・・・いい加減その視線はやめれ」
汚物を見る目でずーうっと俺を見ているニレニアに注意してからギルドの責任者が集まっているのでそこに向かう。
「遅いわよ?貴方が【ローレライ】って言うギルドの今回の責任者?」
「そうだ」
話しかけてきたのは金髪ロングの・・・ネジネジした髪型の美人。
「私は【ユリシーズ】のサブマス、レイナット・ブリスリーよ今回の4ギルドのまとめ役もやるわ文句はないわよね?」
さすが大手ギルドとても偉そう・・・違った・・・自信に満ちてるな。
「問題はない、俺達のギルドは新参者だからなそう言うのに疎いんだ、ギルド【ローレライ】のギルマスルクスだ」
これは事実、【ローレライ】を立ち上げて2年経ってないから他のギルドと合同で何かを受けるなんて無かったしな。
「ぷっ!!ギルマス自ら来てるの?貴方のギルドって何人いるの?」
その場にいた二人の女性の内の一人が沈黙を破り聞いて来たので素直に答える。
「15人」
「ぷっ!うちより少ない・・・まあ頑張って」
話かけて来た女性・・・青髪ショートのなかなかの美人さんに肩を叩かれたので取り敢えず頷いておく。
「アキナ失礼だよ俺は【サイレス】のライガって言うんだよろしくな、んでアキナが【ダイアン】ってギルドだよ」
「よろしく」
「さて今回は4ギルドでの護衛なのだけど受け持ち最優先で行くわよ?盗賊共が来たら各個で対応して、ヤバそうなら加勢するってスタイルで行くわ」
・・・・それって勝手にやってくれって言ってるみたいじゃねぇか・・・・いいのかそれで・・・・・いいんだろうなぁ・・・・・まあギルドは軍じゃないからこんなもんか。
「ハイ解散!お互い頑張りましょう、行先はガラ-ナ約2日仲良くしましょう」
うわっ!すげえ適当・・・初めて見た時の真面目感が綺麗さっぱり無くなった!!
受け持ちクラスに言ったらリリーさんとニレニアがカンナって子に何かを言っていた。
「ただいま、さて出発の用意を、後リリーさんとニレニア話がある」
俺の言葉に残りのメンバーが動き始め、リリーさんとニレニアが俺の方に歩いてきた。
「なに?何かあったの?」
ニレニアが効いてきたので4ギルド連合の方針を伝え、俺達の方針を決める。
「多分【アレ】が来た場合残りのギルドじゃ対処できない、他のクラスの子供がヤバいかもしれん、狸おやじに増援は頼めないか?」
「・・・・無理ね・・・『【アレ】が来るかもしれない』じゃこれ以上は・・・・あんたのギルドから何人んか出せないの?」
「リリーさん?」
「もう少ししたらシーニアが合流しますが・・・・一応連絡してみます」
「頼む」
もし出てきて他のクラスの子供が攫われたら寝覚めが悪い。
そんな事を考えていたらリリーさんが帰って来てその後ろに銀髪ショートのイケメン風女性もついて来ていた。
「よう久しぶりだな、シーニア」
手を挙げて挨拶するとシーニアが深々と頭を下げる。
「お久しぶりですマスター、今回の任務の内容は聞いてております、美しい若葉を積ませるわけにはいきません!まかせてくだい!そしてあわよくば私の彼女とします!」
・・・・・・相変わらずだなコイツ・・・・今の宣言からわかるようにこいつは同性愛者・・・・しかもストライクゾーンがめちゃくちゃ広いのだ。
「・・・・そうか・・・がんばれ」
「はい!!」
「マスター、ギルドに連絡して確認した所、メッサが明日合流できます、それとリーブが帰り道の護衛に付けるかもしれないと」
「それは助かる・・・まあ空振りだと嬉しいんだが」
「確かに」
今でこそ【オーテック】とか便利な乗り物が広がっているが出回っているのは高値で、普通の移動は馬車で移動するのが定番なのだ、従って俺達も馬車での移動となる・・・・・くっ!!【オーテック】が恋しい!!
「さて皆さん出発します!!」
【ユリシーズ】のネジネジ美人がお嬢様学校の責任者を押しのけて宣戦していた。
「目立ちたがりかよ・・・・・」
子守とサイコパスの相手をするだけでお腹一杯感があるのに、メンドクサイおまけまで付いてる。
「そんなおまけいらねぇ」
自然とため息が出た。




