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信じています

左右から同時に襲ってくる斬撃を同じく斬撃によって相殺する。


「おいおっさん!あんた俺を殺す気だろう!!」


今の斬撃は確実に人を殺せる一撃だ、躊躇いなんぞなく本気の殺すための斬撃。


「あれくらいじゃお前は殺せないだろう?体も温まってきたから本気で行くぞ?」


その言葉と共にライアンの姿が消え後ろから斬撃が飛んで来たので切り伏せる。


「くくくくく!くっーっくくく!!」


声は聞こえるが姿は見えず、斬撃だけが四方から襲い掛かってくる。


「はぁぁぁぁ・・・・めんどくせえ!!」


斬撃を全て切り伏せた後に思いっきり前に踏み込んで右ストレートを放つと、確かな手ごたえ。


「ぶっは!」


「いい歳したおやじが、はしゃいでんじゃねえよ!!」


吹き飛んだライアンに文句を言いつつ何でこうなったかを、思い出す。







「場所は押さえてある早く行こうぜ?」


子供か玩具を買いに効くのが待ちきれないような顔で立ち上がるライアンを見たあと、気になる事があったのでリリーさんの方に視線を向け気になる事を聞く。


「なあリリーさん、これはもう休日じゃないよな?後で・・・・いや明日から四連休でいいんだよな?」


「・・・・・・・・・・・」


「なんで視線を逸らす?ねえ?「我慢できん!いくぞ!」ちょっとぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」


話の途中でライアンに引きずられながらギルドを後にしライアンが押さえてていた場所、商業都市の端の方にあるドーム型の運動場に連れて来られ今に至る。

因みに出入口は誰も入ってこれないように【デッド】の怖いお兄さん達が立っている。





ライアンが鼻血を流しながらも光悦とした表情で笑いかける。


「ああ・・・・やっぱり戦いはこうじゃないとな!お前とやり合った後誰もが俺の本気を受け止めることが出来なかった!しかもお前は俺を上回っている!楽しいな!上がいるって事は!!」


俺に向かって踏み込み切りかかってくるライアンの剣を受け止め、上に弾き上げた後に横凪を放ちライアンを吹き飛ばす。

鞘を付けたまま戦っているので殴るような感じになるので切るというより、こん棒で殴られたようなダメージとなっている。


「俺は嬉しくないんだよ!」


休みの日に朝早くたたき起こされ、休みだと思っていたのに、剣の相手を強要され相手をしたら相手は殺す気で来るし!しかもこれが一番重要なんだが三連休になるかも知れないと言うこの恐怖感!!

リリーさん信じているからね?四連休にしてくれるって本当に信じてるんだからね?

などと考えながらもライアンとは剣を打ち合っている、しかも全て本気で殺しにかかってるレベルでの攻防を。


「もっとだ!お前の本気を見せてみろ!」


ライアンが歓喜の表情で三連撃をを放ってきたのを四連撃で相殺ながらも相手にダメージを与える。


「これでもダメか!くくくくく!楽しいな!!」


諦めるどころかスピードアップして切りかかってくる。

だから嫌なんだよこのおっさん!前に会った時もこんな感じだったし!!

剣を受けた後ライアンが動きを止め後ろに飛び距離をとる。


「お前とやり合って5年、お前と殺り合うために考えた技だ、死ぬなよ?」


ちょっと何物騒なこと言ってくれてんの!そんなこと考えるよりもっとましな事を考えろよ!どうやって仕事をさぼろうとかさ!


「【血水】」


それは今までと違った静かなる一閃、流れるように移動しすれ違いざまの静かなる一閃。

今までが激しい攻防だった為その一閃が引き立ち対応が追い付かなかった。

・・・・・・・・おかげで腕に切り傷が出来た、いてえ!!


「おいおいこれでもダメか」


俺の後ろで驚いたような、嬉しいようなそんな表情で俺をみている。


「頭に来た、少し本気でやる」


何で俺がこんな目に合わなきゃならん!俺はただ毎日をダラダラ過ごしたいだけなのに!

俺はライアンに向かい歩きだしすれ違いざまに三連撃を叩き込む。


「くはっ!お前今の・・・・俺の【血水】じゃねえか・・・しかも三連撃だと?」


信じられないものを見たような顔で俺を見た後に飛び切りの笑顔に変わる。


「くくくくく!やっぱりすごいなお前は!楽しいな!!時間はまだある!楽しもうぜ!!」


「断る!」


何が悲しくておっさんと殺伐とした時間を過ごさなきゃならん!もうさっさと終わらせる!!

先程と同じように歩き出して、今度は五連撃を叩きこんで後ろに回り込み吹き飛んできたところに右ストレートを合わせる。


「ぶっは!」


見事にとどめのカウンターが決まり地に倒れるライアン。


「ふう・・・・帰るか!」


このおっさんは表にいる怖いお兄さんに任せる!


「くくくくく!楽しかったなぁ・・・・またやろうぜ・・・・・」


そう言った後完全に意識を失ったのか何も言わなくなった。


「お断りだ」


もうこれっきりにしてほしいもんだ!さてギルドに戻ろう!

時計を見ると六時間くらいやり合っていた、帰ってリリーさんと休みの交渉をした後、リーブの奴を連れて約束の高級料理店に行こう!憂さ晴らしを兼ねて美味い酒も頼んでやる!


先ずは休みの確保だ!リリーさん休みをくれると信じているからね!



 





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