第26話 ネクストボマーズヒント! 総当たり
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筆が乗ったら不定期に追加更新してます。
緊急帰還起動──。
インベントリ内アイテム消失──。
ダンジョン入口へと転送します──。
脳内に無機質な機械音声が流れた後、インゴットが目を開けるとダンジョンの入口へと戻っていた。
戦闘をせず地雷原を抜ける、という企画を立てていただけに、インベントリには何も入れずに来ていたのでノーダメージだ。
(剣豪、治癒ネズミ両名にもインベントリには物を入れずに来るように事前に言っている)
インゴットは階段に向かって歩きつつ、視聴者に話しかける。
「おー……っと、ただいま戻りました。1回目から爆発してしまいましたね……なんとも運が無い」
ツンデレツインテ:諦めずにチャレンジよ!
無色にぃと:こっからこっからー
ラン:もっと爆発しろー
「あはは……。まぁ、こればっかりは運ですからね……」
完全ランダムな以上、頑張るも何も無いのだが。
とはいえ、配信しているのだから惰性でやるよりは1回1回のスリルを全力で楽しむ姿を見せた方が良いだろう。
インゴットは気を取り直し、階段を降りて2人と合流した。
「あ、トトっちおかえり〜」
「インゴットさん、おかえりなさい」
「ただいまです」
先ほどインゴットが踏んだ床が赤く光っている。
ここを踏むとまた地雷が爆発するので、気をつけねば。
と、治癒ネズミがインゴットに近づき、手から緑色の優しく暖かな光を発する。
「あの、気休めですが回復を……」
治癒士のスキルによる回復の魔法だ。
インゴットは身体の調子が良くなった。
具体的に例えるなら、筋肉痛が無くなったり、8時間睡眠を取った休日の朝くらいの気持ちよさだ。
「ありがとうございます。身体が軽くなりました」
「良かったです……!」
治癒ネズミは自分のスキルが役に立ったのだ、と、パアアという満面の笑みを浮かべた。
邪気のない眩しさに当てられる。
「チュチュっちのスキルって回復系なんだ〜。ねね、あーしにも回復かけてかけてー」
「ちゅ、チュチュっち…?」
治癒ネズミは困惑する。
インゴットをトトっちと呼ぶように、治癒ネズミのあだ名だろうか。
「治癒ネズミだから、チュチュっち! あ、ごめん確認取らずに呼んじった。そう呼んでいー?」
「あ、はい! お好きにどうぞ……」
「やたー」
喜びつつ、剣豪は治癒ネズミに回復魔法をかけられて、肩をぐるぐる回している。
「おー、めっちゃ肩軽い! 最高! しゅき!」
「わわ……。えへへ、喜んでもらえたなら嬉しいです」
剣豪が治癒ネズミに抱きつく。
無色にぃと:てぇてぇ……
ツンデレツインテ:いいわね……
ラン:この浮気者ー
アチャチャ:そうだそうだー
G.D.M.:配信主さん元気出して
2人で盛り上がってる所、インゴットはやや1人で寂しさを感じていたのだった。
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