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溢れる魔力と森の声

未来アリシアが息を引き取り

未来アルバートがうなだれる


その光景を見ていた

シエル、アルバート、アリシアは立ち尽くす

「……(コレが…未来…)」


3人が立っている場所が揺れ始める

「……(地震?)」


光景は徐々に光に潰され

また真っ白な世界に戻る



目を開ける3人

そこは先程戦っていた

ウィル神父の玉座であった


「戻った…」

シエルがポツリ呟く


「!声が出せる!」

シエルの言葉に反応するアリシア


アルバートはさっきの光景を引きづって

暗い顔のままであった



「どうしてだ……どうしてだ……なぜ

何も視えないんだ…」

ウィルを取り込んだラプルスが大声をあげる

「僕は…僕は!ここで終わりか?

いや、いやいや絶対にない…

何をしてでも生き残るは僕だ!」

3人に気づくラプルス…

「………君たちは視えたようだね…

どうだい?絶望したかい?……」


「あぁ……絶望したさ…」

口を開くアルバート


「だが、光も視た…未来は変えられる」

アルバートは大剣を亜空間から取り出す


「そうだな…僕も変えてやるよ!

エアープレッシャー!」

ラプルスが風魔法を唱える


3人は吹き飛ばされる

「強い…

ウィルが集めた魔力を使って攻撃しているのか…」

シエルは体勢を立て直す


「素晴らしいよ…この力!

未来何て視えなくても良かったんだ」

ラプルスはニヤニヤと杖を眺める

「お前等は邪魔なんだよ…ウィンドバズーカ!」


「アリシア!捕まれ!セーフエリア!」

アルバートは防壁を造りアリシアへ手を伸ばす

その手を取り二人で固まる


「ジュエルシールド!」

カーバンクルのルビーが

シエルの指輪の中から盾を展開する


「オーバー!!」

ラプルスがさらに風魔法の威力をあげ

塊となった二組は盾ごと吹き飛ばされる


「コレじゃ…手も足も出ない…」



「おい…そこの若者共よ…」

聞き慣れない女性の声が響く

「助けてやろう…だから…」


揺れる地面

すると、床から植物の芽が生え始める

その芽はニョキニョキと育ち

風でさえビクともしない木に育つ

「なんだその植物はお前達の魔法か」

困惑するラプルス

さらに成長をとめることなく天井を突き抜ける


地下道を通ってたどり着いた玉座は

地下から押し上げられ外へ飛び出す

天井は壊れ空が現れる

 


「星だ…」


日は落ち、森の静かな暗闇が広がる


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