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アスティ!?どこ!?手伸ばせる!?
人混みで顔が見られなくて良かった、とカイは心底思う。
こんな真っ赤なにやけ顔を見られたら……
――とても一緒にいてもらえるとは思えないのだ。
カイは、露店のちょっと高いところに置かれた一つのカップを見る。
「なあ!あの青いカップ見て!めっちゃええ!
宿屋にはアレやけど、自分用に欲しい……」
と、人がぶつかってきて、するりと手が離れてしまった。
「アスティ!?」
振り返ったが、人気店の近くでひどく混雑していて、
前を向いたまま背中を押されてしまう。
「アスティ――!アスティ――!どこ!?手伸ばせる!?
僕ココやで!」
すると、またギュッと手が握られる。
「ああ、良かった!アスティ!もっとしっかり繋いで……ハァァァ!?!?」




