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そうだ、逃走しよう。  作者: アリス・ホームズ
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王弟殿下の試合観戦2

アリスです!

王弟殿下の試合観戦の閑話の続きを書きました。


「両者用意、はじめ!」


いよいよ、番と第一騎士団の団長の試合がはじまった。


試合が始まると同時に、番の背中に銀色の翼がはえた。


空に羽ばたく姿は女神のように美しかった。


矢を射る姿さえもかわいく思えてしまう、俺はどこかおかしいだろうか?


鉄扇を両手にかまえ、蝶のように美しく舞う姿は、本当にきれいだった。


団長からの鋭い攻撃も上手に受け流す様子は、

なかなか強いことがわかる。


なにしろ、レイス王国の「赤の守護騎士」の弟子で互角に戦うことができている。


しかし、番の右手の鉄扇が折れてしまった時はヒヤヒヤした。

怪我はしていないようなので、いいのだが。心配になる。


すると、番は先ほど使った銀色の翼で空高くに飛び立つと、

急降下してきたようだ。


番の契約魔獣はおそらく、Sランクの魔獣フェンリルの末裔のようだ。


団長の剣を折るとはなかなかやる。

それと同時に、番の短剣も折れてしまったことから、ストップがかかり、

試合は引き分けとなった。


あの、レイス王国の「赤の守護騎士」と引き分けとはさすがだ。


努力家なんだろうな。


しかし、試合が終わった後の番の様子がどこかおかしい。

ふらふらと倒れそうなので、急いで番の所へ走ると、ギリギリ間に合って

支えることができた。


番が意識を手放す直前に俺に向かって少し笑った気がしたのは気のせいだろうか?


番が大丈夫か心配だ。

読んでくださりありがとうございます。

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