第4話 はじめてのテイム
「腹減った……」
石の床へ寝転がりながら、俺――オーダーは天井を見上げた。
「そういや飯どうすんだ?」
「DPで交換できるはずじゃよ」
試しにダンジョンコアへ触れてみる。
すると、新しい画面が浮かび上がった。
ーーー
【DPショップ】
・水
・パン
・干し肉
・スープ
・チョコレート
・果物
・調味料
・その他
ーーー
「チョコあるの!?」
「大抵のものは交換できるみたいじゃなぁ」
「異世界感が一気に消えたんだけど」
「便利じゃろ?」
便利すぎる。
ほぼ通販サイトだった。
「でもDP少ないんだよなぁ……」
「今日はDP稼ぎとレベリングじゃな」
「ついでにテイムも試すか」
俺は立ち上がる。
するとムクロもカタカタ震えながら立ち上がった。相変わらずボロいしもろい。
しかも武器なし。
「お前ほんと大丈夫か?」
「カタッ!」
元気よく返事をするムクロ。
頼りになるのかならないのか分からない。
「まあ、俺もスキル空欄だしな……」
「主殿は潔かったのう」
「うるせぇ」
俺たちは再び森へ向かった。木漏れ日の差し込む森。
風が気持ちいい。
「異世界観光って感じしてきたな」
「ほっほっほ、ようやく夢に近づいてきたかのう」
その時だった。
ガサガサッ!
茂みが揺れる。
現れたのは――
「……ウサギ?」
金色の毛並みを持つウサギだった。
ただし普通ではない。額には鋭い一本角。
光を反射してギラリと輝いている。
「ホーンラビットじゃな」
「あれ普通なのか、金色じゃん。」
「少し珍しい個体かもしれんのう」
「みんなあんな綺麗だったら乱獲されそうだもんな」
ホーンラビットはこちらを警戒するように低く構えた。
ダンッ!!
「速っ!?」
一瞬で距離を詰めてきた。ゴブリンの棍棒に引き続き、鋭い角が腹部を掠める。
「危なっ!」
「その角は普通に危険じゃぞ」
「先に言え!!」
「ゴブリンの時も同じことしておったぞ。大丈夫か、主殿は」
「うるせえ!平和な世界で育ったんだよ!!」
ホーンラビットは木へぶつかった勢いを利用し、再びこちらへ向き直る。
「ムクロ!」
「カタッ!!」
ムクロが前へ飛び出す。ツノのない脇腹目掛けて骨の拳を振り下ろす。
ゴッ!
ホーンラビットの勢いが止まる。
「おおっ!」
「骨は意外と硬いからのう」
だが次の瞬間。
ホーンラビットの突進。
ガギィッ!!
角がムクロの肋骨へ突き刺さった。
「うおっ!?」
骨が数本吹き飛ぶ。
「ムクロ!」
「カ、カタ……」
よろよろ後退るムクロ。
「思ったより危険だなコイツ!?」
「初心者向けでも魔物じゃからのう」
ホーンラビットが再び地面を蹴る。
今度は俺狙いだ。
「ダンジョン編集!」
ゴゴゴゴッ!
地面が盛り上がる。
土壁が形成され、ホーンラビットの突進を防いだ。
ドゴォッ!!
土壁へ角が突き刺さる。
「今だ!ムクロッ!」
「カタッ!!」
ムクロが飛びかかった。
骨の拳がホーンラビットを殴り飛ばす。
勢いは弱い。だが十分だった。
「テイム!」
俺は手を伸ばす。
淡い光がホーンラビットを包み込む。
ピコンッ。
ーーー
【ゴールドホーンラビット】のテイムに成功しました。
ーーー
「よっしゃぁぁぁ!!金色のウサギゲットだぜぇぇぇ!!」
金色のウサギは大人しくなり、ぴょこんと俺の足元へ寄ってきた。
「かわいいなコイツ」
「テイム成功じゃな」
「異世界最高かもしれん」
するとムクロも嬉しそうにカタカタ震える。
その直後。
ガシャッ。
ムクロの腕が落ちた。
「お前ほんと耐久どうなってんだよ!?」
「腹減った……」
石の床へ寝転がりながら、俺――オーダーは天井を見上げた。
「そういや飯どうすんだ?」
「DPで交換できるはずじゃよ」
試しにダンジョンコアへ触れてみる。
すると、新しい画面が浮かび上がった。
ーーー
【DPショップ】
・水
・パン
・干し肉
・スープ
・チョコレート
・果物
・調味料
・その他
ーーー
「チョコあるの!?」
「大抵のものは交換できるみたいじゃなぁ」
「異世界感が一気に消えたんだけど」
「便利じゃろ?」
便利すぎる。
ほぼ通販サイトだった。
「でもDP少ないんだよなぁ……」
「今日はDP稼ぎとレベリングじゃな」
「ついでにテイムも試すか」
俺は立ち上がる。
するとムクロもカタカタ震えながら立ち上がった。相変わらずボロいしもろい。
しかも武器なし。
「お前ほんと大丈夫か?」
「カタッ!」
元気よく返事をするムクロ。
頼りになるのかならないのか分からない。
「まあ、俺もスキル空欄だしな……」
「主殿は潔かったのう」
「うるせぇ」
俺たちは再び森へ向かった。木漏れ日の差し込む森。
風が気持ちいい。
「異世界観光って感じしてきたな」
「ほっほっほ、ようやく夢に近づいてきたかのう」
その時だった。
ガサガサッ!
茂みが揺れる。
現れたのは――
「……ウサギ?」
金色の毛並みを持つウサギだった。
ただし普通ではない。額には鋭い一本角。
光を反射してギラリと輝いている。
「ホーンラビットじゃな」
「あれ普通なのか、金色じゃん。」
「少し珍しい個体かもしれんのう」
「みんなあんな綺麗だったら乱獲されそうだもんな」
ホーンラビットはこちらを警戒するように低く構えた。
ダンッ!!
「速っ!?」
一瞬で距離を詰めてきた。ゴブリンの棍棒に引き続き、鋭い角が腹部を掠める。
「危なっ!」
「その角は普通に危険じゃぞ」
「先に言え!!」
「ゴブリンの時も同じことしておったぞ。大丈夫か、主殿は」
「うるせえ!平和な世界で育ったんだよ!!」
ホーンラビットは木へぶつかった勢いを利用し、再びこちらへ向き直る。
「ムクロ!」
「カタッ!!」
ムクロが前へ飛び出す。ツノのない脇腹目掛けて骨の拳を振り下ろす。
ゴッ!
ホーンラビットの勢いが止まる。
「おおっ!」
「骨は意外と硬いからのう」
だが次の瞬間。
ホーンラビットの突進。
ガギィッ!!
角がムクロの肋骨へ突き刺さった。
「うおっ!?」
骨が数本吹き飛ぶ。
「ムクロ!」
「カ、カタ……」
よろよろ後退るムクロ。
「思ったより危険だなコイツ!?」
「初心者向けでも魔物じゃからのう」
ホーンラビットが再び地面を蹴る。
今度は俺狙いだ。
「ダンジョン編集!」
ゴゴゴゴッ!
地面が盛り上がる。
土壁が形成され、ホーンラビットの突進を防いだ。
ドゴォッ!!
土壁へ角が突き刺さる。
「今だ!ムクロッ!」
「カタッ!!」
ムクロが飛びかかった。
骨の拳がホーンラビットを殴り飛ばす。
勢いは弱い。だが十分だった。
「テイム!」
俺は手を伸ばす。
淡い光がホーンラビットを包み込む。
ピコンッ。
ーーー
【ゴールドホーンラビット】のテイムに成功しました。
ーーー
「よっしゃぁぁぁ!!金色のウサギゲットだぜぇぇぇ!!」
金色のウサギは大人しくなり、ぴょこんと俺の足元へ寄ってきた。
「かわいいなコイツ」
「テイム成功じゃな」
「異世界最高かもしれん」
するとムクロも嬉しそうにカタカタ震える。
その直後。
ガシャッ。
ムクロの腕が落ちた。
「お前ほんと耐久どうなってんだよ!?」




