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第68話「だんごのかたち」
かあさんがまた笹団子を作ると言った。
今度はチビも手伝うことにした。
もち米をこねるのは、思ったよりむずかしかった。べたべたして、手にくっついた。
「うごかない」
「力がいるんだよ」とかあさん。
チビはうんうんこねた。だんだんまとまってきた。あんこをつつんで、まるめる。きれいな丸にならなかった。いびつで、ちょっと長かった。
「へんなかたち」
「かわいいよ」とかあさん。
ポンも途中から参加した。ポンのはきれいな丸だった。
「なんでポンにいはじょうず」
「なんとなく」
コンのはとてもきれいだった。チビはくやしかった。
蒸しあがって、全部ならべたら、いろんな形の笹団子が並んだ。まるいのと、ながいのと、すこしつぶれたのと。
「チビのはどれ」
「これ」と一番いびつなのを指さした。
「おいしそう」とかあさんが言った。
たべたら、自分で作ったからか、いつもよりおいしかった。




