表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
62/63

第62話「笹かざり」

 ウサギの子たちが遊びに来て、笹飾りを見た。


「これなに?」と一匹が聞いた。


「たなばた」とチビが言った。「ねがいごとかくんだよ」


 ウサギの子たちは興味深そうに短冊を見ていた。ポンの「おいしいものがたくさんたべられますように」を読んで、顔を見合わせた。


「書いてみる?」とコンが聞いた。


 ウサギの子たちはうなずいた。かあさんが短冊をもう二枚出してきた。青と、もう一枚黄色。


 一匹がしばらく考えて、「かけっこでいちばんになりたい」と書いた。


 もう一匹は、もじもじしてから、「おともだちがふえますように」と書いた。


 チビはそれを読んで、なんだかじんわりした。自分もそう書けばよかったかな、と思った。でも自分が書いたことも、まあいいか、と思った。


 四枚の短冊が、笹にならんで揺れた。


「たくさんになったね」とチビが言った。


「うん」とウサギの子。


 風がそよいで、さらさら、さらさらと鳴った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ