表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
54/63

第54話「蛍とウサギ」

 チビがウサギの子たちを連れてきた。


「ほたる、みせてあげる!」


 ウサギの子たちは目をまるくしていた。蛍を見たことがないらしかった。


 夕暮れに四匹で川のそばに行った。コンもついてきた。


 暗くなってしばらくして、ぽっ、と光が浮かんだ。


 ウサギの子のひとりが、びくっとした。


「こわくないよ」とチビが言った。「ほたるだよ。ひかるんだよ」


 もう一匹のウサギの子が、そっと近づいた。ぽっ、ぽっ。光がまた揺れた。


「……きれい」と小さく言った。


 チビはうれしくなった。自分がはじめて蛍を見たときのことを思い出した。声が出なかったやつだ。


 四匹でしばらく並んで見ていた。コンは少し離れたところから、四匹の後ろ姿を見ていた。


 帰り道、ウサギの子たちが「またみたい」と言った。チビが「またみよう」と言った。


 夜道を四匹でぱたぱたと歩いて帰った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ