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第51話「星のかぞえかた」

 晴れた夜、チビが縁側に出たら、星がたくさん出ていた。


「コンにい、ほしがいっぱい」


 コンがやってきて、空を見上げた。


「ほんとだ。よく見える夜だね」


「かぞえられる?」


「無理だよ」


「なんで」


「多すぎるから」


 チビはしばらく考えた。


「じゃあ、あのへんだけかぞえる」


 指で空の一角を区切って、「いち、に、さん……」と数えはじめた。途中でわからなくなって、また最初から数えた。またわからなくなった。


「むずかしい」


「動いてるわけじゃないのにね」とコン。


 ポンが毛布を持って出てきて、三匹で縁側に並んで座った。


「あのひかってるの、なに?」とチビが聞いた。


「星だよ」


「ぜんぶ?」


「たぶんね」


 チビはまた空を見上げた。数えるのはやめて、ただ見ていた。星はどれも小さくて、でもちゃんとそこにあった。


「ずっとあるのかな」


「ずっとあるよ」とコンが言った。


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