表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
39/63

第39話「ジャムの朝」

 翌朝、かあさんがパンを焼いた。


 厚めに切って、こんがり焼いて、バターを塗って、それからすももジャムをたっぷりのせた。ピンク色のジャムが、パンの上でとろりと広がる。


 チビが真っ先に手を伸ばした。


「いただきます!」


 かじると、パンのさくっとした食感と、ジャムの甘酸っぱさが一緒にやってきた。チビの目がまんまるになった。


「おいしい! きのうのすっぱいやつと、ぜんぜんちがう!」


「砂糖と煮るから甘くなるんだよ」とかあさん。


「ふしぎ」


 コンはジャムを少なめにのせて、上品に食べた。甘さの中に、すももの酸味がちゃんと残っていた。ちょうどいい。


 ポンはジャムをたっぷりのせた。パンが見えなくなるくらい。かあさんが「食べすぎよ」と言ったが、ポンはにこにこしながら食べた。


「おいしい」


「そんなにのせたら、ジャムの味しかしないでしょ」とコン。


「それでいい」


 瓶のジャムは、朝ごはんで半分になった。


 チビが「またすもも取ってこよう」と言った。かあさんが笑って「そうしようか」と答えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ