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第37話「すももをとりにいく」
チビがすももの話をかあさんにしたら、「じゃあ少し取っておいで」と言われた。
三匹で籠を持って、すももの木へ行った。
木の根元に落ちているものを拾うのはすぐ終わった。籠の底に、十個ほど。
「もっとほしいな」とチビが上を見上げた。
枝には、まだたくさんの実がなっていた。赤くて、丸くて、ぷっくりしている。
「届かないね」とコン。
「ポン、のって」
「やだ」
「コン、のって」
「重いから無理」
チビはうーんと考えて、木の幹によじのぼりはじめた。コンが「危ない」と言った。チビは「だいじょうぶ」と言いながら、するすると登った。
低い枝のところまで行って、実をいくつかもいで下に落とした。ポンが籠で受けた。
「じょうず」とポン。
「えへへ」
十個ほど落としたところで、チビがするりと降りてきた。着地は成功した。コンが「今回は転ばなかったね」と言った。チビが胸を張った。
籠の中のすももは、二十個を超えていた。




