表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
18/63

第18話「ポンとてるてる坊主」

 明日、集落のお祭りがあるというのに、空が怪しかった。


 夕方、雲が厚くなって、風がじめじめしてきた。


「雨降るかな」とチビが心配した。


「降るかもね」とコン。


 チビはうーんと唸って、それからてるてる坊主を作ることにした。白い布をまるめて、ひもで縛る。顔を描こうとしたら、墨がにじんだ。なんだかおばけみたいになった。


「……まあいいか」


 軒先にぶら下げた。


 ポンがそれを見て、しばらく眺めて、台所に消えた。しばらくして戻ってきたら、手に小さなてるてる坊主を持っていた。ポンのはきれいな丸で、顔もちゃんとしている。


「ポン、上手!」


「うん」


 ポンのてるてる坊主もとなりにぶら下げた。チビのと並ぶと、なんだか仲良さそうに見えた。


 翌朝、目が覚めたら、空が青かった。


 チビが「やったあ!」と飛び起きた。ポンはてるてる坊主をちらりと見て、「がんばったね」と小さく言った。誰に言ったのかは、わからなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ