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第17話「新しいご近所さん」
集落に、新しい家族が引っ越してきた。
ウサギの親子だった。お母さんと、子どもが二匹。子どもたちはチビと同じくらいの大きさで、耳だけやけに長い。
チビはさっそく会いに行った。
「ぼく、チビ! 狐!」
ウサギの子たちはびっくりして、お母さんの後ろに隠れた。チビも少し驚いた。
「こわくないよ?」
お母さんウサギがにこりとして、「ごめんなさいね、人見知りで」と言った。「少ししたら慣れると思うの」
チビは毎日会いに行くことにした。
二日目は、塀の向こうから顔だけ出して見ていた。三日目は、塀のそとまで出てきた。四日目は、チビの隣に並んで座った。
五日目、三匹でかけっこをした。ウサギの子たちは速かった。チビは全然追いつけなかった。
家に帰って、「ウサギってはやい!」と報告したら、コンが「知ってた」と言った。ポンが「ウサギはかけっこが得意なんだよ」と、めずらしく教えてくれた。
「じゃあぼくは何が得意なの」
「転ぶこと」とコン。
「ちがう!!」




