表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
SOULGEAR  作者: ヤブイ・シャ
第2章
PR
41/42

第38話 槌ヲ振レ

3人は固まっているし、火の近くにいるから明るい。

 正面から行っても3体1でボコボコにされるだけだ。


 私は檻に隠れ、3人の会話を盗み聞きする……。

 

「都市部のガキは警戒心カスで助かるぜ。」


「ほんとにな。

 あとはミドルに連れてって売っぱらえばいいだけだ。」


「っと。

 小便行きたくなってきた。

 すぐ戻る。」


 おっと、これは好都合。

 その男が茂みに向かい、自分のブツを出す。

 背中の下側のやや右側……。


 ブスッ。


 男は痛みで身を捻じり、倒れ込む。

 私はそのまま首を掻っ切る。


「おっせーな。

 様子見に行くぞ。」

 

「確かにおせぇな。

 行くか。」


 まずい。

 男2人がこちらに向かってくる。


 今更隠れることは難しい。

 となると、二対一でもやるしかないか。

 私はナイフを取りだし、投げる準備をする……


 その時だった。

 茂みからガタイのいい男が大きな槌を男の頭に振りかざす。ゴキッという人体から聞こえては行けない音がする。


 ……ベスティ?


 そのままの勢いのまま、ベスティは槌を横に振り、男を吹き飛ばす。


 男は動けない様子で、地面に伏している。


「ベスティ……。

 なんで?」


「昔を思い出してな。

 俺もお前みたいに無垢な時期があったもんだ。

 たまには戻ってみようかと思ってな。

 さ、ボサっとしてないで、さっさと解放するぞ。」


 私達は檻を開け……

 鍵がどこにも見当たらなかったのでベスティに槌で入口をぶち壊して子供達を保護した。


 合計16人。


「ベスティ。

 この子達はどこにやったらいい?」


「教会だな。

 行方不明者の届けが教会には寄せられる。

 それと、依頼の荷物も回収するぞ。」


 ……あぁ。

 試験は失格か。

 結局仕事は見つからずじまいだな。


「何しょぼくれた顔してんだ、ナナシ。」


「だって、」


 私の言葉をベスティは制する。


「まだ試験は終わってないぞ。

 新人(ルーキー)。」


 


 

 


 


 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ