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第23話 邂逅
2年後…
私の剣が魔力の刃を弾く。
青い魔力が分散して飛び散る。
私は接近し、攻撃を試みるが、相手は軽く身を引き、バックステップで距離を取る。
左目を隠すほどに長い白銀の髪が揺れる。
整った顔立ちに、一瞬息を飲む。
男…?いや、女か?
中性的な顔立ちで判断がつかない。
その間も、灰色に近い右目だけがこちらを強く見据えていた。
…マースか?
どちらであったとしても関係はないか。
紺色のコートを靡かせながら、私に高速で襲いかかる。
私も剣を構える。
そして踏み込み、振り抜く。
鋼と鋼がぶつかり合って火花が散る。
すれ違いざまに、白髪の人物の耳には月を模した耳飾りが揺れる。
「お前は何者なんだ?」
白髪の人物は繊細かつ威厳ある声で答える。
「僕は…そうだね。
月からの使者。とでも言っておこうか。
君は話さなくていいよ。
どうでもいいから。」




