第11話 図書館にて・続
「館長さんの魔法を見て魔法にも興味が湧いてきた。
魔法に関する本もお願いできるか?」
館長が杖を振ると、再び本が軌跡を描いて飛んできた。
本のタイトルはそれぞれ、
ディアステ大陸概要
ソウルギアについて・初級
魔法学初級
だった。
「これは図書館の外まで持ち出しても構わないのか?」
「あぁ。ただし管理には気をつけろよ。
破損が確認された場合は弁償してもらう。」
弁償は流石に困るので大切に使おうと思った。
第一人から借りた物を大事に使うのは当たり前のことであるが。
「あぁ。わかった。いつまでに返せばいいんだ?」
「1ヶ月が期限だ。」
1ヶ月。長いんじゃないか思った。1ヶ月あれば相当な距離が移動できる。
そこで盗まれないのか?と聞いてみると、
「本には魔法がかけてあり、私はどこにあるかを把握している。
もし逃げようのなら私の雇っている従業員が地の底までも追いかけよう。」
その従業員はとばっちりだな。と思いつつも魔法の便利さに感心した。
その後は帰宅し、借りた本を読んだ。
軽く概要を読んだ。
どうやらここはディアステ大陸のフォースタス帝国の中の都市、ウェルゼガイエンと言う都市らしい。大陸東部に位置する街のようだ。
そして魔法。
これは星の力を借りる的な事が書かれていたが、物語のようなかんじであまりよく分からない内容だった。語り口調で少女が降ってきた星を拾って魔法を作ったなどという言うならば童話のような作品だった。
魔法とはまた別のものとして、恩寵と言うものも存在するらしい。機会があれば調べてみよう。
多くのことを知れた。明日は仕事だ。読書はこれぐらいにして、ゆっくり寝よう。




