第10話 図書館にて
翌朝…
随分と長い間眠っていた気がする。
窓から外を見るともう太陽は正午になろうとしているところだった。
部屋の中には昨日の服が干されている。私の分もだ。後々感謝しておこうと思いつつ、外に出た。
今日は仕事もない。自由に街でも探索しようと思った。
街に出た。相も変わらず活気のある街だ。
鍛冶屋、酒場、図書館に食事処。
魅力的な施設が沢山あるがまずは図書館に向かうことにした。
私はそもそもここがどこであるかも定かではない。
そして気になるのがラーナが使っていた「ソウルギア」一体なんなのか。
外見は綺麗目である。大きめな建物で円の形の建物だ。
天井は青く作りはレンガである。
作られたのは比較的最近と見られる。
中に入った。
作りは丸い建物の壁全てに本棚が置かれており、中央には円型の机。
当たりは青色の光に照らされており、壁も青色と、全体が青色に統一されている。本棚は上の方まであり、ほとんどの本が取れないのでは?と思った。
円型の机の椅子には人が座っている。水色と白色で作られたローブをつけており、肌の色が妙に白い。男とも女とも取れないようなどこか人間離れした雰囲気を感じる。
そして目の周りに金色の紋章のようなものが浮かび上がっている。
「ふむ…用は?」
静かで、囁くような声だ。
「君は?」
「私はここの館長を務めている。さて、用は?」
随分と急かすなと思いつつ、聞きたいことを抑えつつ、本来の要件を話すことにした。
「ここらの情勢が書かれた本、そしてソウルギアに関する本が欲しい。」
「そうか…」
しばらく考えた後、杖を振った。
なんと本が青色の軌跡を描いてこちらの机まで飛んできた。驚きを隠せずに聞く。
「その本が飛んできたのはどうやってるんだ。」
「これか?」
本をふわふわ浮かせながらに言う
「簡単な魔法だが…おかしいか?」
魔法。
船に乗ってきた者が使ったもの見た以来である。
ソウルギアもそうであるが、魔法にも興味が湧いてきた。




