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ほのぼのお仕事  作者: まひろ
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作ったものは使われているのですよ。原型を止めてい無いだけで

お待たせしました。

えー……まぁ内容はちょっと暴走?

そんな暴走してて拙い物でも楽しんでいただけたら幸いです。

『おはようございます』、もしくは『こんにちわ』、はたまた『こんばんわ』でしょうか、挨拶は大切ですね、アリスです。


 突然ですが皆さん、私の手の中に何があると思いますか?


 はい、ユアンさん達が魔力陣を縫い付けた元手袋を持っています。


 何で元かって?……どう考えても完璧な服に変わってるからです……と言うか原型留めてないし、私が作った手袋何処行った!?……いえ、下地になってるっぽいのは分かるんですけどこれはねぇ……


 ちなみにどんな服かと言えばゴスロリの魔法少女としか言えない……これを私に渡すときのユアンさんは沈痛な面持ちで「すみませんアリスさん、本当にこんな事になってごめんなさい」と謝ってきた。


 うん、ユアンさん悪く無いよね。悪いのはどう考えてもトリートさんだし。


 と言うわけでどうやら私は蜘蛛討伐のとき森の中に入るのにゴスロリファッションで行かないといけないらしい。


 ……マジ?


 ちなみにこれ本来は胸のタトゥから垂れ流しの魔力を手袋に作った魔力の道を伝って手に集めて魔力干渉を起こすためのものだったのですが……使用が大幅に変わりました。


 ……なんで服に手甲がついてるんでしょうか?


 ついでにブーツまであるんですが?


 なんと言うかもうね……好き勝手やり過ぎだと思いますよトリートさん。


 その手甲とブーツには何かをはめ込む場所が作られていて服と一緒に四枚のプレートが渡されました。


 そのプレートには私の胸にあるタトゥの様な絵が彫られてるんですよねー。


 はい、気が付いてると思いますけどプレートに彫られているのは魔術陣です。


 つまりこれ状況に応じて魔術陣を変えるタイプになってます。


 一つは魔力干渉の物でしょうが残り三つは何なんでしょうね?


 使うのが怖いんですが?


 ついでに一番怖いのは私のサイズ一体何時計ったんでしょうね?


 今着てみてるんですがサイズがぴったりな件について……色々怖いですよね?


 後、この服何ヶ月着れるんですかね?私現状七歳でまだまだ成長するつもり何ですが?


 何にしろ私の準備は私の預かり知らぬ所で終わっていた。


 うん、唯ね私だけが終わっていてもしょうがないと思うんだけどね。


 ユアンさんたち何で締め切り前の漫画家の修羅場の様な状態で魔術道具製作行っているんでしょうね?

 

 明日出発するとか言ってますが本当に出来るんですかね?


 まぁサイズの確認もしましたし何時ものラフな服装に戻しますか…………え、何で脱げないの?


 脱ぎ方がわからないとか、背中に手が届かなくて脱げないとかじゃないんです。


 肌に張りついてます。指が服と肌の間に入ら無いのです。困りました、どうすればいいのでしょうか?


 ちょっと引っ張ってみます……痛い痛い痛い!!私の皮膚まで漏れなく引っ張られます!!


 まさかトリートさんいたずらで接着剤とか裏側に仕込んでたとか……いえ、それはさすがにありえませんか、そんなことしたら幼児虐待になっちゃいます。


 途方に暮れていたらスカートに何かが挟まれてました、手紙……というよりトリートさんの説明書のようですね、何々?


『戦闘時服のズレで動きが阻害されないように吸着の魔方陣を彫っておきました胸の前のリボンを結ぶと発動するようになっているので試着時は結ばないように。なお一度結ぶと効果は18時間ほど継続するから注意してね』


「…………こういう説明書はそれに准じる物に付けておいてください!!」


 私の叫び声が響渡りました。


 途方に暮れていてもしょうがないのでユアンさんの所に行くしかないですね、確か今は工房に戻っているはずです……トリートさんも一緒にいるのでしょうね、これをやった事について小一時間ほど説教したいです。修羅場じゃないのかって?知らぬ!。


 と言うわけでこのこの憤りをぶつけるためにゴスロリファッションのまま家を出ました。……何故にこういう時に限ってパロゥ隊の面々が家の前にいるのでしょうか、待ち伏せですか?


 そしてパロゥ隊の面々は私の姿をじーっと見た後全員サムズアップするのでした。


「にゃあああぁぁぁ!!?」


 何ですか?何なんですか!?何でこんな突発的に羞恥プレイをされないといけないのですか!?


 トリートさん怨みますよ!倍返ししてやるぅ!!


 私は顔を真っ赤にしながらその場から逃げ出した。


 そしてそのままもう工房に怒鳴り込もうとして扉を開けるとその瞬間両手で前が見えないくらい大きい籠を抱えていた……はい?と言うか重い!!


 余りの重さにその籠を床に置いて前を向くと目の前には血走った目のトリートさんがいました。


「この中にあるもの全部砕いて砂にしておいて」


「…………はい」


 愈無を言え無い狂気じみた迫力がありました。


 ーゴツゴツゴツ……ー


 あれ?私はここに何しにきたんでしたっけ?いつの間にかトリートさんの手伝いの仕事をしてました。


「ユアン君一体どこに行ったぁぁぁ!!」


 ユアンさんいつの間にか逃げてやがりました……あれぇ、もしかしてこの服もらった時のユアンさんのごめんなさいって服の事じゃなくてもしかして今のこの状況だったとか無いよね?

 

 結局この後夜まで渡された石をひたすら砕いてする潰して砂にする作業を続けていました。


 トリートさんあなた私に無理するなと言ってて無理させるとかどうなの?


 そしてユアンさん……貴方結局戻って来なかったけど?後で覚えてろよ!


 私はトリートさんから解放された後満身創痍の状態でベットにダイブしました。


「……あ、服の事忘れてた」


 目的が果たされていないのは結局ベットで寝る事を決めた後でした。


「今日は厄日でした」


 そう呟いた私の言葉は誰にも聞かれる事はなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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