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ほのぼのお仕事  作者: まひろ
34/35

幸運の後には不幸がつきもの?

たまにはこういう意味のない回とかもあります。

と言うか作者は無駄なことが大好きです。

そんなあほな回でも楽しんでいただけたら幸いです。

後今回はちょっとネタをぶち込みすぎたので気分を害される方がいたら申し訳ありません。

「パロゥさーんご飯持ってきました~」


「おう、嬢ちゃん悪いな」


「気にしないで下さい、手が空いているのが私しかいないだけですから」


 さて、私が病から回復して三日が立ちました。


 今私はパロゥさんの介護と皆さんの雑用をこなしています。


 そうそう、パロゥさんは二日前に目覚めました。最も目が覚めたからといって自由に動けると言うわけではありませんが……


 実はパロゥさん右腕、右足も骨折していたらしく、左腕は失うわ残っている手足は骨折という散々な状態だったりします。


 にも関わらず以前と変わりがありません。これが素にしろ空元気にしろ弱さを見せ無い姿は強いですね。


 それはそうと目下の悩みはこのパロゥさんの食事ですね……


「今日のご飯は困ったことにスープ系です。どうしましょう?」


「どうしましょうと言ったって、俺は自分じゃ動けない状態なんだからどうする事もできないだろうが……」


「ですよねー、と言うわけで食事です。はい、口あけてー」


「あーん」


 …………


 うん、これ私が精神的にきついんだ……別にパロゥさんだから嫌とかじゃない。 私の自己認識の性別が問題なんだ。


 端から見れば小さな少女が大怪我している男性を甲斐甲斐しく介護している微笑ましい状態に見えるのだろう……しかし、しかしだ!!


 誰もが恐らく否定するだろうが……肉体は兎も角今の私の精神としての自己認識性別は男なんだ!!


 つまり私の中ではこの背景は男が男に『あーん』している図になるのだ。


 介護なのだから問題ないというかもしれないが、それでも私としてはなんと言うかね……


 まぁ介護をやってるとしても食事位なんですが……他は誰が何やってるとか知りません。


 そんな事を考えているうちにパロゥさんの食事は終わりました。


「嬢ちゃんありがとな」


「私の作るものは一先ず落ち着いたのでやれる事やってるだけですよ」


 そうなんです。実は倒れる直前に手袋(?)が作り終わっていたため突貫で作らなければいけ無いものもなく、空いてる時間は新しく入った魔物の素材を使って無理の無い罠製作しかやって無いのです。


 つまり切迫している状況の中私は暇になっていた!


 だから冒頭のパロゥさんの食事係りをやってたりする。


 ちなみに、本来は私の作った手袋に魔術陣を縫い付けてくとかあったりするのですが……陣の縫い付けとか以外に魔力消耗が激しいとかでトリートさんに待ったを掛けられたりしてます。


 それで陣の縫い付けは結局トリートさんとユアンさんで行うこととなり、私はひまになってしまったのです。


 私の手袋の話をしている二人の会話に『魔法少女』とか何とか変な単語がトリートさんから飛び交っていたので一抹の不安を感じるのですが……気にしないことにします。


 さて、パロゥさんの朝の食事が終わったら次は罠の製作です。


 以前は一日4個を4時間掛けて作っていた罠なのですが……慣れてしまった物で4個を1時間で作り終えてしまいます。


 これの所為で一日が更に暇になってしまう……どうしようか?


 まぁ考えてもしょうがないのでまずはユアンさんに渡しにいきましょうか。 確か物が無くなったからと言って元々高火力鋼鉄溶接機を置いておいた場所を工房にしたとか言ってましたね。


 と言うわけでさっそく行きましょう。


 ― ………… ―


 はい、着きました。 まぁ離れてるわけじゃないのですぐ着きますよね。


 それはそれとして、中が何やらとても騒がしいです……一体何をしているのでしょうか?


 ― カチャ 「ユアンさーん、今日の分の部品……」 ―





「だから義手には大砲をつけて、自分より大きい大剣持たせて、黒い鎧着せれば完璧なのよ!!」


「だからトリート先生!!精密動作が出来る義手を作るのにそんな大砲なんか何処に装備するんですか!? 大体何を持ってトリート先生の言うそれが完璧なんですか!!?」


「あたしのロマンよ!!」


「自分の理想を他人に押し付けちゃ駄目でしょトリート先生!!」


「そんな事言ってユアン君こそへんなこと考えてるんじゃない!! 何よコレ!! このようと不明な材料は一体何に使うつもりなのよ!!」


「コレは男のロマンを体現させるために必要な物なのです!!」


「何が男のロマンよ!! どうせそんな物は役立たずの厨二病って相場が決まっているのよ!!」


「チュウニビョウとか意味不明な単語を捲くし立てないで下さいトリート先生!! 大体貴方に男のロマンを否定する権限は……」




 ― ぱたん ―



 …………あの二人はどうして一緒になるとあそこまで不毛な争いをするのでしょうか?


 と言うか、当人達は大真面目なんでしょうが私から見ればコントと言うかギャグと言うか……それにしても当事者のパロゥさんの意思は無視して何かが動き出しています。


 そして私にはあの二人を止められそうにありません……がんばってくださいパロゥさん。




 



 

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