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ほのぼのお仕事  作者: まひろ
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目的と手段が入れ替わる事ってあるよね!

なんだか知らないけどいつの間にかブックマークが100超えて下りました。

なんと言うか私の拙い作品を読んでくれている方がいることに感謝です。

この作品を楽しんでいただける方がいれば幸いです。

「それでユアン君ここでどうするの?」

「準備します、トリート先生は魔術陣扱えますよね、魔力の受信用の陣の設定をお願いします。 出来たら罠に巻き込まれないように入ってはいけない位置に移動を……後は魔物に後ろを取られなければ多分大丈夫」

「多分大丈夫がすごく不安なんだけど……で、陣の設定って細かい仕事押し付けてくるね、それ必要な事なの? 」

「必要って言うか無いと死にます」


 トリート先生が疑問を浮かべています。 まぁそうでしょうね、今立っているここは比較的広い道で建物同士の間隔も開いている、どちらかといえば道と言うより広場といった方がいいくらいですからね、あるのは広場の中央にあるちょっと小さめの建物。

 さて、ここに仕掛けられている罠なんですが言葉にすれば拍子抜けするような物です、その罠の名前は『落とし穴』……まぁ落とし穴といいつつどうやってこんな物作ったといいたくなりましたけど。

 まず広さ50m×50mの正方形、深さ40mのどうやって二人で作ったといえるような大きさ、軍隊でも落とすつもりだったんですかねあの二人は?


 それでこれで終わりじゃない、穴の中にも罠が設置されてある。

 穴の底には当然のように獲物が串刺しになるように石を棘状に削ってある物が設置されているし、この穴に落ちたら落ちている最中に『くくり罠』に掛かるようにもされている。

 くくり罠に使われている物は魔物の牙などを使った鏃で出来た矢が飛んでくる。

 更にこの罠の中央には建築物が建っているのだがこの建築物の中身は岩……正確には岩のように硬くなる位圧縮された土、この罠を作ったとき掘った土が超圧縮されて小さい倉庫につめられている。

 罠が発動した場合この土を圧縮している魔術が解けて罠にかかってボロボロになっている敵を土の爆弾が炸裂してついでに生き埋めにするという結構エグイ物である。


 さて、この罠であるが自動発動はある条件がいる。

 罠の上を通過するのも条件の一つなのは落とし穴である以上当然であるがもう一つ、罠の頭上を通過する物が30t以上であるということ。

 ちなみに大型の魔物と称される物は個体差もあるが大体全長6m前後で体重としては10t前後。

 つまりこの罠は複数の大型の魔物に襲われた時を想定した切り札である。

 そして現在襲われている魔物は見た感じだと全長は3mに届かない位、体重は2~3t位だろう三体纏めても30トンには遠く及ばない、自動ではこの罠は作動しない。


「なのでこの罠を手動で発動させます」

「どうやって?」

「30tの物が上に乗るかもしくは30tの衝撃を地面にぶち込めばいいんです、だから土を圧縮している魔術陣を壊します。 壊した時点で圧縮されていた土は罠の一部じゃなくなります、30t以上という条件は余裕で満たすのは可能でしょう」

「……それ一緒に生き埋めになるじゃない、死ぬ気?」

「大丈夫です。 魔術陣の破壊には遠隔操作の魔術爆弾を使います。たいした威力は出ませんが内側に取り付ければ魔術陣でも破壊可能です。 あ、そこの設定で数字は7で、そして遠隔操作でタイミングさえ間違わなければ一網打尽に出来る……はず?」

「さっきから希望的観測ばっかりだね。 どっちにしろ代案なんて無いからやるしかないけど……よし、これで終わ……げっ見つかった、こっち来た!! さっさと逃げるよ!」

「こちらも出来ました、ここから離れます」


 準備が整ったのとほぼ同時に魔物が追いついてきた。

 時間は稼げていた方なのだろうがもう少しほしかったこの場からギリギリ退避できるか?


「ちょっ、やっぱあいつら早すぎる!! 何処まで行けばいいのユアン君もう追いつかれる!!」

「巻き込まれるの覚悟で起爆ですかね!」

「起爆って!? あーもう、あの世で呪ってやるからね!!」


 予想以上の速さで突っ込んでくる魔物に対処の方法はなくこのままやられる位ならと罠で道連れにしようとしたとき……何かが落ちて来た。


「避けろよユアンの旦那ぁ!!」


 慌ててその場から飛び避けるとその何かは『ゴォォォン!!』と金属の重量音を響かせ僕等と魔物の間に落ちていた。

 落ちて来た何かの正体はパロゥ隊長専用兵器の『杭打ち機』だった。

 ……だったって……え? これ空飛んできたって投げたんですかもしかして? 重量100kgオーバーを投げたんですか?


「旦那生きてるか?」


 そこにいたのはでっかい斧を持ってるパロゥ隊長でした。


「一応生きてますよ……ところで投げたんですかアレを?」

「オウ!! 人間やろうと思えば出来るもんだな」

「いや、普通出来ないですからね!?」


 突如現れたパロゥ隊長(意味不明な存在)に魔物たちが警戒して距離をとっています。

 魔物の方はパロゥ隊長を人間と見ていないのかも知れません……正直ボクも今の一連の行動で人間とは思えません。

 何にしろパロゥ隊長の登場で今の場は硬直しているが数秒後にはすぐに動きがあるだろう。


「で、ユアンの旦那ここにいるってことはアレは使えるのかい?」

「使うことはいつでも出来ますよ……このままだと一緒に落ちますけど……あれ、起爆スイッチが無い?」

「ねぇユアン君……起爆スイッチあの鉄の塊に潰されてる……」

「「え?」」


 そういうのいらないから!! どうすんの八方塞がりですよ!?

 



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