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ほのぼのお仕事  作者: まひろ
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こんな上司は嫌だ?

自分でも思う……こんなになぜ伝わりにくくしているのか……もっと文才があればなぁ

こんな拙い物でも楽しんでいただけたら幸いです。

 あれから二日たちました。 現在私は、私の工房である本を読みながら唸っています。


「さて……どうしようか?」

 全くわかんない魔法理論を振りかざし構築しなければ行けない『魔力干渉武具』を私は手伝いであっても作る事は可能なのだろうか? 答えは否、何をするにでもライン作業のようなマニュアル化されたものでない限り知識0で0からの物造りなど不可能なのです。


 では先に高火力鋼鉄溶接機の改造に着手するべきでは? と思ったのですが……あれは改造する以前の問題でした、その理由は絶対的に燃料が足りなかっただけだった。 バーナー見たいなものだと思ってたのでガスか化石燃料の何かだと思ってたら……石炭だった。 いや、石炭も化石燃料には違いないと思うんですが……そういえば私の母国であるこの国は蒸気機関文明でしたね。

 後、装置がでっかいの……無茶苦茶でっかいの! びっくりした……ほら、ここに持ってきてたキャラバンって三つだったんだけど、それ丸ごと一つバーナーの……もとい、高火力鋼鉄溶接機の装置だったの。もう何てーかー……あんなもん森に持ってくなんて無理!! てか、あんなのバーナーじゃない!!

 パロゥさん……あんなの本当に何処で使うつもりだったの?

 何にしろ高火力鋼鉄溶接機は後回し!! あれ使えるようにするって年単位かかるわ!!


 ……まぁ、『魔力干渉武具』も私が作り始めたら数十年単位かかる気がしますが。 だって、今私は『誰にでも分かる魔術の使い方(初級)』と言うものを読んでいますから……それは何だって感じですね? これイシス帝国にある学校の教科書らしいですよ。 ついでにこの教科書作ったのってユアンさん何だって……イシス帝国だと教師してたんだって……そんなに若くて教師なのと聞いたら30歳超えてるんだって……フィさんとユアンさんの二人にしか会っていませんイシス帝国の化け物度合い現状100%なのですが? ……いえ、サンティール王国(うち)も大概お化けでしたね……特にパロゥさんたち。

 まともな普通人は私だけですか。

 そんな事を思いながら教科書を読んでいたら工房の呼び鈴がなりました。


「どうぞ勝手にお入りください」

 どうせ来る人物は分かっているので私がそう受け答えると、困った顔をしながらユアンさんが現れました。


「アリスさん、誰が来たか確認位しないと危ないですよ」

 ユアンさんは工房に入ってきて第一声がそれでした。

 ですがこの村で確認と言っても……


「そうかもしれませんが、この村に居るのは皆顔見知りですし危ない人なんていませんよ……そもそも人がこの村にこれるのか怪しいです」


「そういう油断が……話がそれていますね、これから『魔力干渉武具』の製作にかかるので呼びに来ました」

 どうやら『魔力干渉道具』の製作に入るようなので呼びにきたようですね。

 ただ手伝うと言っておいて何ですが……


「ユアンさん、これ私は何を手伝えばいいんでしょうか? 正直やれることがわかりません」

 教科書読んで分かった事は、この教科書に書いてある基礎知識じゃ道具を作る知識まで行っていません……つまり今回何も出来ないんですよ。


「作るのはアリスさん用のものですよ……パロゥ隊長たちは魔力関係の道具は使えないのでボクとアリスさんで使えるものを作ります。 なのでその為のお手伝いですよ、サイズ合わなかったら使えないでしょ?」

 …………はぁ!? 聞いてないんですが!? てか私達が作ったものをパロゥさん達が使うんじゃなく私達が使うの!?


「作るのは聞いてましたけど、私のを作るのは聞いてないような……」


「今始めて言いましたから……本当はパロゥ隊長たちが使えるものを作ろうとしたんです。 ただ、彼ら魔力と言うものを全く使えない体質みたいで……完全脳筋です(ボソッ)。 使えるのはボクとアリスさんのみですね。 なので予定変更でボク達が蜘蛛の糸の処理をします。 ボク一人では手が足りないのでアリスさんにもお願いします」

 おおぅ、パロゥさんたちを脳筋っていいましたよ? そして一つ問題があります。


「私魔力の使い方なんて分かりませんよ?」

 そう、魔力関係で色々痛い目にあってはいるんですが、生まれてこの方、魔力なんてものを使ったり感じたりする事は一度も無く、使えないということに関しては私も脳筋のはずなんですよねぇ……


「アリスさんの場合は大量の魔力を常に無節操に()()()()状態なので、その魔力に反応するようにすれば問題ありません」

 私の状態の言い方『脳筋』より酷いんじゃない?


「……そうですか、色々言いたい事はありますがいいです。それでどうするんですか、私は何をすればいいんですか?」


「あ……あれ? アリスさんなぜ突然不機嫌に?」

 なぜなんでしょうね? 私も不思議ですよ~……なぜかイラッと来たんですから。

 何にしろ依頼内容が『蜘蛛退治の手伝い』に変更されましたね……これ危険手当とか出るんでしょうかね?

 



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