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第15話

 鳥の声が聞こえた気がした。これが俗に言う朝チュンか?……そんなわけないか。しっかし昨日は凄かった。よくあんな雰囲気で寝れたな。特に姉よ。布団入って即行で寝てたからな。一触即発も危ぶまれるくらいの感じだったのに。母さんは普通に寝てたけど星野さんは一睡もできなかったみたいだ。普通あれで寝れるわけないんだよな。え?俺はって?寝ましたけど何か?家族があんな感じになるのはよくあるので翌日まで引きずるのはバカらしい。





さて今日はというと……、特に予定はありませんっ!強いて言うなら観光くらいなものだ。が、割愛させていただこう。だって楽しいだけで特に何も無かったんだもんっ!誰も俺のデートは興味ないだろう。






 旅館に戻った俺たちは明日帰るので荷物の整理を始めた。やばい、お土産を買い過ぎた。クラスメイト全員と担任になのだが流石に買いすぎだろうか。けど渡してない人がでてくると拙い。マウント合戦が始まって最終的に血を血で洗う争いに発展する。いやー、人気者はつらいっスね(白目)。俺の為に争わないでくれ!これは違うか。因みに星野さんが同行したのは内緒だ。母曰く、嫉妬でイジメの標的にされてしまうらしい。星野さんは俺が護る(迫真)。てか母さんそこは心配してあげるんだな。ツンデレかよ。







日付が変わり朝が来た。母さんが運転する車に乗り、旅館を後にした。実を言うと電車とかではなく、車で来ていたのだ。電車だと、男性の場合危険なんだと。不便な。因みに家から旅館まで往復8時間掛かる。高速道路でだ。休憩を挟みなんとか帰宅の途に就いた。



「おい、小娘。」

「何で御座いましょう、お義母様。」

「まぁ、なんだ、また遊びに来い。」

「はいっ!」



ようやく認めたか。ま、認められなかったとしてもそれは別に関係ないのだが。



「勘違いするな。貴様を認めたわけではない。見定める期間を延長しただけだ。それとお義母様と呼ぶな。」



やっぱツンデレだよな。しっかしお土産全部学校に持って行くのか……。面倒くせぇ。

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