第14話
短いです。
「はいっ!てなわけでやって参りました。釣り堀でございますー。」
「誰に言ってるの?」
冒頭からメタ発言すみませーん。でも赦してほしい。現実逃避したいんだ。ていうのもね、囲まれてます。女性に。ガン決まった目で。もうね、何度目か分からないけど、やめてほしい。居心地が悪すぎる。しかも俺達が動けばその形を維持して着いて来るから気持ち悪い。通報しようと思ったのだが、
「ちょっと、お姉さんたち!」
「な、何よ!せっかくショタを眺めるチャンスができたのよ!邪魔しないで‼」
「迷惑してるのわからないの?男性にトラウマを植え付ける気なの?」
「ぐっ、それは……、」
「わかったのなら今すぐやめて。警察呼ぶよ!」
「チッ、ガキが。調子に乗りやがって。」
そう言ってお姉さん方は離れて行った。なんやこの子めっちゃいい子やん。助かったわ。ありがとう。お礼にキスしてあげよう。……ごめんなさい。魔が差したんです。お願いだからロリコンなんてレッテル貼らないでぇぇぇぇえええ!!!
その後は何事も無く釣りを楽しんだんだけど……、俺の釣果は0!ま、俺は魚を釣りたい訳じゃないんだ。釣りという行為を楽しみたいんだ。決して釣れなかった言い訳じゃないんだ、決して……。そんな俺とは対照的に他のメンバーの釣果は凄まじいものだった。10秒おきに釣れるって何?もうなんかホントに人間かよ。何か操ってるだろ。
釣りが終わったら今晩泊まる旅館へ。部屋が一つしかない。いやー、星野さんも一緒かー。……なにもないっすよ。親とかいるし、ロリコンじゃないし。
「おい、小娘。星野とか言ったな。」
「改めまして星野美月と申します。」
急にシリアスになった!?勘弁してくれ、シリアスは苦手なんだ。
「今日は同じ部屋で寝ることになるが、だいちゃんに手を出したら塵一つ残らないと思え。」
「心得ております。」
「ふんっ!貴様を認めたわけではないからな。」
誰かこの雰囲気を変えてくれ……。




