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第12話

お待たせしました。

 結果的に言うと学年で一位を取った。因みにこの学年は5組まである。断トツで一位でした。二位以下がかわいそうなくらい引き離してしまった。流石に六年生には負けた。なんか必死の形相をしてたが……、本気なわけないか。





……五年生には勝っちゃいました。人類としての一年生を超えてますやん……。意味不明な表現になったのは許して欲しい。だって人が飛んでいくんだぞ?ありえないだろ!




そんなこんなで今までの心労が祟ったのか熱が出た。

そりゃそうだよ……。むしろ今まで無事だった自分を褒めてやりたいくらいだ……。

しかも……、



「あら?どうしたの?体調悪いの?熱計った?」



なんて言われて計ったのだが……、



「39度もあるじゃない!きゅ、救急車……。」



やめいっ!大袈裟過ぎる。こんなの病院行って薬貰ってくればいいだけじゃん。本人達曰く、貴重な男性に何かあっては国家レベルの危機らしい。そういえば男性の数は少なかったな。国家レベルは言い過ぎだと思うが。



「学校には休む連絡はしといたからね。すぐ病院行こうね。」

「ありがとう。」



てな訳で病院に向かった。母には仕事を休んでもらった。申し訳ない……。因みに姉と妹は学校に行った。いや、連行されたと言ったほうが正しいか。看病するとか言い張って休もうとしていたが、母が烈火の如く怒って送って行った。正直やめてほしい。騒ぐなら俺の居ないところでやっててくれ。




それで病院に着いたわけだが……。纏わり付いてくるような視線が鬱陶しいし気持ち悪い。体調の悪い時くらいはやめてほしい。いや、普段からもやめてほしいんですけどね?もう諦めた。これがこの世界のデフォルトなのだ。期待するだけ無駄だ。




診察して風邪だと分かったので風邪薬をもらい、帰宅した。



「お昼ご飯に何か食べたい物ある?」

「カレーで。」

「カレー!?そこは定番のおかゆじゃなくて!?」



なんだよ、意外と俺元気じゃん。そんな会話を交わしつつ昼まで寝ることにした俺は自室に向かった。







「お昼食べれる?」



もう昼か。母さんの声だ。起き上がり食卓へと向かう。



「ねぇ、母さん。」

「どうしたの?」

「ありがとう。」

「?どういたしまして?」



意味は伝わらなかったようだ。俺もどうしてこんな行動にでたのかわからない。

でもなんとなくそうした方がいいような気がしたのだ。

前世では17歳で死んでしまった?分、今世では親孝行していきたいのかもしれない。



「「いただきます。」」



あれ?おかゆってこんなに美味かったけ?もっと味気ないドロドロとしたイメージがあったのだが。

あっという間に完食してしまった。おかわりもできそうだが食べ過ぎると吐くかもしれないので自重した。食べ終わったし、することもないのでまた寝ることにした。












ピンポーン、と鳴る音で目が覚めた。話し声が聞こえたので玄関の様子を見に向かった。

因みに姉と妹は帰ってきていたようだ。いつの間に。



「あ、大地君。体調大丈夫?」



来ていたのは星野さんだったみたいだ。

あれ?なんで?家の場所教えてないのに……。



「ただの風邪だから大丈夫だよ。それよりなんでここに?」

「先生に頼まれたの。今日の授業の事とか配布物や明日の事なんかも伝えてきてって。」

「ありがとう。でも家の場所は教えてないよね?」

「それは先生が教えてくれたの。まさか家が隣とは思わなかったよ。」



先生のやつめ……、守秘義務はどうしたのか。星野さんが来てくれたことで大目に見てやろうではないか。それに家が隣だと?これは運命ですな!これから毎日遊ぼうじゃないか、お嬢ちゃん……。おっとイカン。危うき思考に陥っておったでござる。怪しいことはしないですよ?だってワタクシ、紳士ですから。



「それじゃ、そろそろ帰ります。バイバイ。」

「あ、うん。バイバイ。」



名残惜しいが仕方ない。渋々見送った。



「今のは?」

「クラスメイトの星野さん。」

「ふーん。」



なんだこの雰囲気は。なんか怖い。まるで認めてないみたいな……。



「要注意ね。」



どういうことですか?












余談だが姉と妹が風邪をひいた。看病して~なんて喚いていたが母さんにシバかれていた。

風邪をうつしてしまった感が大いにあるが、自業自得だろう。

不定期投稿なので大目に見ていただけると幸いです。

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