表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
団子食べたい  作者: 社容尊悟
1本目

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
12/65

テルは黒い

「あのなぁ……」

「はは、壱の優しさに甘えてる節はあるかもな」

 乾いた笑いを漏らして、テルは壱の言葉に被せてきた。

 壱の責めるような言葉から逃げているような感じがする。

「俺は優しいっていうか、甘いだけだな。できることなら、あんまり大ごとにはしたくないし。でも、ダメなもんはダメだって言いたい。これは俺の我儘だよ」

「我儘……か」

「だ」


「でも何だかんだ言って、みんな壱のこと好きだと思うけどな」

「そうかぁ?」

「からかわれているときって、大体みんなに興味持たれてるときだからなー。何も言われなくなったときが、怖い怖い。まじで相手にされないのって、辛いよ?」

 壱は恐る恐る訊く。

「…………経験談?」

「げっ。何でわかったんだ?」

 予想が的中してしまい、壱はげんなりとした顔をする。


「うわー。まじかー。まじでそうなのかー。知りたくなかったなー」

「大親友の笑い話聞く気ないのかよー」

「いや、トラウマの話なんて聞いても暗くなるだけっていうか」

「そこを明るくできるのが、オレの腕の見せ所よ」

 そして本当に腕まくりをして腕を見せてくるのが、テルだ。

「わかった。とりあえず聞くから」

「長くなるから、放課後にしようぜい」

 テルがニッと笑うと、壱は冷たく返す。


「あ、そ。じゃ、先に帰っとくから」

「そんなこと言うなよー。付き合えよー。オレたち、ダチだろ?」

「うっわ……。それを引き合いに出すか、ふつう?」

「そうすると、壱は断れないんだよなー」

「テル。お前って、腹黒いよな……」

「そうか? オレ、腹黒っていうか、黒いのよ?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ