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流れ星  作者: 葉月はるか
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7

「やー助かったよ塩崎、正直スカッとした」

「別に助けてません、ただ私自身が間違ってると思ったことを、間違ってると言ったまでです」


塩崎のクールな物言いに、野々村の笑みが引き攣る。


「正直意外だったよ、塩崎さんみたいな独身の方には、私達は煙たがられてると思ってたから」

塩崎氏の目がぎろりと、こちらを睨む。


「何故そう思うんですか」

「何故、って………」


塩崎が溜息を吐く。

「独身だ既婚だ、子持ちだ子無しだ、って線引きしてるはそちらじゃないですか」

「え」

「私、仕事残ってるんで。失礼」


我々は子供のお迎えの為、毎日定時上がりだが。

彼女らは当然残業がある。

私達の分のしわ寄せは、彼女たち独身の女性や総合職の男性に行く。

表面上は『いいよいいよ』と言ってくれているものの、内心良く思われてないのは馬鹿でも分かる。


「優しいんだか冷たいんだか分かんねえ塩崎」

「取りつく島が無いねえ……でも私、やっぱ彼女好き」

「変な奴」

「上等」


肩をばんばん叩きながら、我々は会社を出た。


「お子さん大丈夫だった?」

「もう熱は引いたし、パパも交代で休んでくれたから」

「大変だよね、野々村自身に感染らなくて良かったよ」

「本当だよー、手足口って大人のが症状重いらしいね??」

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