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流れ星  作者: 葉月はるか
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「今日はよろしくね、柚ちゃん」


食堂でぽん、と背中を叩かれる。

驚きで上手く言葉が出ず、『はい』とだけ言い、笑う。


今日は食べ過ぎないようにしなきゃ。

業後は職場のザ・お局である浜さんの、お誕生会だ。


浜さんは面倒見がいい姉さん気質で、韓国の某アイドルグループの大ファン。

月一で開催される『お茶会』で、楽しくお喋りというよりは、皆で浜さんの聞き役に徹する。


この部署の女子は例外なく誘われているが、ロッキン塩崎は速攻断り。

野々村は『お迎えがあるんで!』と産後から行かなくなった。


私はと言うと、『たまには息抜きも必要でしょ?パパに預けちゃいなよ』と先手を打たれ。

泣く泣く参加する羽目になっている。


正直私はUKロックのが好みだし、1番好きなのは邦楽ロックバンドの『クリーチャーズ』だ。


クリーチャーズは国民的人気バンドだけれど、今ひとつ存在感が無い。


例えれば冷蔵庫のような、電子レンジのような。

気付けば当たり前にある存在で、日常に馴染みすぎている。

(それって結構すごいことなんだろうけど)


野々村、いいなぁ。

私も正直お局を囲む会より、子供の相手してたりクリーチャーズ聴く方が、よっぽど息抜きだよ。


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