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その日から塩崎の周りは一変した。
浜派閥が徹底的に塩崎をシカトし出したのだ。
回覧を飛ばす。
電話も回さない。
居ないところで悪口三昧、本人が近づくとさーっといなくなる。
何とも後味が悪い。
「こゆの、やだな……」
「巻き込まれないように適当にやり過ごすしかないよ、仕方ない、怒らせたのは塩崎なんだから」
「何も悪いことしてないのに?」
「正否なんて関係ないんだよ、あいつらは自分が正義なんだから」
野々村が言うことに一理あるのは分かる。
それでも、見て見ぬ振りをするのはイジメに加担するのと同じではないか。
「仕事は仕事、割り切ってやらないと」
「はー……もう、なんか、やんなっちゃう」
野々村の逞しいメンタルが羨ましい。
こんな堂々とイジメが蔓延ってるのに、係長も課長も見て見ぬ振りだ。
浜は部長と同期で、飲みに行く仲だと聞いたことがある、そのせいだろうか。
くだらない。
組織なんて実にくだらない。
中身が子供な奴らばっかだ。
まだ学生のが頭いいかも知んない。




