動き出す、時間 男性ver.
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作者プロフィール
関西在住、30代(男性)
日曜日の22時からたまひまらじお!というダブルDJの企画枠をしている。笑い足りてるぅ?
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#おうみたま #たまひまらじお
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疲れ切った俺が家に帰ると、郵便受けに封筒が入っていた。
小学校の同窓会の、案内状だった。
少し手が震えた。
行けば、よつはに会えるかもしれない。
慌てて俺は部屋に入り、出席に丸をして返事を出した。
同窓会当日。
社会人一年目の飲み会にふさわしい、チェーンの居酒屋が会場だった。
しばらく見ないうちに大きくなった仲間たち。
まだ始まってもいないのに、就職先のグチや、昔のバカ話ですでに酒が入ったかのように盛り上がっている。
男子も女子も、大はしゃぎだ。
そのとき、急に名前を呼ばれた。
懐かしい声。ふりむくと、よつはがいた。
少しぎこちない、恥ずかしそうな笑顔。
しばらく見ないうちに大人びた顔つき。
頬が少し赤いのは、チークのせいだろうか。
少しのきまずさと恥ずかしさを抱きながら、俺はよつはの隣に座った。
いろんなことを話した。
小学校のバレンタインで渡したクマのキーホルダーが、実はおそろいだったこと、今もカバンにつけていることを話すと、よつはは笑いながら自分のキーホルダーを見せてきた。
部活のこと。大学のこと。いままで話せなかった時間を取り戻すように、俺たちの話題は尽きなかった。
酒が入ると、悪い自制心も消えてしまうらしい。
俺はいつの間にか、いままで会えなくて寂しかったことや…そして、よつはが好きだ、とまで言ってしまっていた。
言ってしまったその瞬間、少し酒が冷めた。
よつはと見つめ合っていることに気付いた。
少し後悔する。
酒の勢いで告白するなんて、本気と思われるはずがない。
もっと雰囲気のあるところで、大人らしくかっこよく決めたかった…。
よつはの目が潤んでいる。
びっくりさせちゃったかな。酔っぱらってるのか?
…返事は、俺の酔いを一気に覚ますものだった。
そして、俺たちは恋人になった。




