お嬢様と従者、その自由な生き方を。
「ねぇ、イル。最近領地に悪い盗賊が出るみたいなの。小作人や行商人が夜も眠れず怯えて困っているわ。私、民が苦しんでいるのに何もできないのは悔しいの。騎士団は捕らえたらきっとひどい罰を与えてしまうわ……イル、お願いできる?」
——————純朴な民を憂う心優しいお嬢様
「申し訳ありませんが、お嬢様がやれっておっしゃったんです。おれにはなんの悪意もありませんが、犯罪者として生きた自分をお恨みください。悪魔?いいえ、そんな、純心な主人に仕えるおれほど心清らな人間はそういませんよ。だから、せめて笑顔でお祈りさせていただきましょう」
——————ある野盗達を鏖にする貴族の従者
——————純朴な民を憂う心優しいお嬢様
「申し訳ありませんが、お嬢様がやれっておっしゃったんです。おれにはなんの悪意もありませんが、犯罪者として生きた自分をお恨みください。悪魔?いいえ、そんな、純心な主人に仕えるおれほど心清らな人間はそういませんよ。だから、せめて笑顔でお祈りさせていただきましょう」
——————ある野盗達を鏖にする貴族の従者
1章 空色と朝焼けの出会い
山葡萄には微量の毒がある。
2020/10/14 00:22
(改)
冒険者達は酒を出せば勝手にやってる。
2020/10/18 22:15
(改)
なんだかんだで可愛いクロエに恋をしている。
2020/10/21 21:26
(改)
馬車の覗き窓に人影が動くのが見えた。
2020/10/25 04:10
(改)
クロエは、半裸の男たちを見てドン引きしていた。
2020/10/26 00:15
(改)
雪の頃にはその紺碧の光は地に沈んでしまう。
2020/10/26 22:26
(改)
「立派に熟しているものは、甘酸っぱいです」
2020/10/27 20:00
おれは約束は守る人間だ。
2020/10/28 08:00
正直、舐められていた。
2020/10/28 21:24
(改)
流石は貴族様の馬だ、賢い。
2020/10/29 23:05
(改)
お嬢様はきゅっとおれの服の端を握ってきた。
2020/10/30 17:24
(改)
化物を見るような目をされた。
2020/10/31 08:00
クロエが洗濯物を干している。
2020/11/01 22:55
(改)
イルの目って、空の色と同じだわ。
2020/11/02 22:21
(改)
ユーリ・ヴィクス
2020/11/03 22:27
(改)
見慣れたはずの店内がいつもと違って見えた。
2020/11/04 21:09
(改)
店内には、奥で皿を洗う音が聞こえていた。
2020/11/05 18:06
たまには、こんな風に何もしない日もある。
2020/11/06 23:20
(改)
思い通りにならないものである。
2020/11/07 23:14
(改)
一面茶色になった道を二人で歩く。
2020/11/09 00:07
(改)
カーターが捕まって空を飛んで山から一人帰った話。
2020/11/09 21:23
(改)
私には、何もできない。
2020/11/10 22:21
いや、誰だよ。
2020/11/11 21:38
(改)
正解なんか知らないんだが。
2020/11/12 21:12
結構俗な思考をするお医者様である。
2020/11/13 23:12
(改)
感動の再開にもいつも通り水を差す連中だ。
2020/11/15 00:12
(改)
「目据わってたぞ」
2020/11/15 21:31
(改)
その瞳の光は、期待に満ちている。
2020/11/16 21:50
2章 遠雷迫り、彩雲惑う。
こいつらいつか絶対泣かす。
2020/11/18 22:42
(改)
結局おれは、のこのこと近付いてしまうのだった。
2020/11/19 22:59
(改)
我ながら大概失礼なことを言っている自覚はある。
2020/11/20 22:56
(改)
おじさんの料理は、冷めても美味しいのだが。
2020/11/22 23:23
遠くで鹿の走る気配がする。
2020/11/23 07:00
(改)
後ろからメイラが頭をわしわしと拭いてきた。
2020/11/24 07:00
(改)
クリュウの剣に無駄な力みはいらない。
2020/11/25 18:56
また、暗い水底へ潜る。
2020/11/26 07:00
メイラは、たまにこういう扱いをしてきた。
2020/11/27 08:00
(改)
一流の冒険者は手も早い。
2020/11/28 08:00
(改)
頭痛がしてきた。
2020/11/30 07:00
疑問は尽きないが、気にしても仕方ない。
2020/12/01 21:08
いけしゃあしゃあと口を回す兎である。
2020/12/02 23:08
おれだけが付いていけてない。
2020/12/06 19:45
まるで何もかも見透かされているように。
2020/12/07 08:35
(改)
雷轟。
2020/12/08 22:26
(改)
紫電がすれすれを飛んだ。
2020/12/11 08:40
(改)
メイラに勝ちたい。
2020/12/15 08:00
天だって落ちるんだ。
2020/12/17 23:01
いっそここで死ぬことは別にいい。
2020/12/22 20:40
魔法使いがバカを見る目でおれを蹴飛ばす。
2020/12/24 21:19
お互いの間合いは分かっている。
2020/12/28 22:13
(改)
メイラ
2021/01/06 23:45
(改)
メイラ2
2021/01/19 22:27
(改)
上段に剣を置き、先ずは一歩を踏み込んだ。
2021/01/29 01:32
この稽古が永遠に続けばいいのに。
2021/02/04 22:03
(改)
メイラ3
2021/02/10 23:42
メイラ4
2021/02/17 23:26
(改)
メイラ5
2021/03/16 02:16
どうしてそんなことが言えるんだ。
2021/04/05 09:20
傾く視界に映る夏の空は、深い青だった。
2021/04/09 03:08
(改)
3章 朝焼け写し、空色巡る。
ミドリが語ったところによると。
2021/04/20 08:38
(改)
だからこれは、仕方ないよな、師匠。
2021/05/31 23:29
自分の何もかもが嫌になる。
2021/06/12 17:56
誰にともなく大丈夫と見せたかった姿だ。
2021/06/19 15:52
しばらくおれはわんわんと子供みたいに泣いた。
2021/06/26 08:32
(改)
旅立ちには相応しい、気持ちいい朝。
2021/08/22 22:08
夏の太陽に負けない満面の笑顔を誇って見せた。
2021/09/08 15:59
つまり初めての外出で、人に酔った。
2021/11/23 14:57
石造りの交易都市。
2022/04/10 23:39
戻るに戻れない理由がある。
2022/04/15 12:03
どこで何を間違えたのだろう。
2022/04/15 23:14
森で手にかけた魔族の師匠を人里の教会で弔いに。
2022/04/21 16:36
無事帰れるだろうか。
2022/05/03 13:17
(改)
というか、その発想すらなかった。
2022/05/04 18:58
しかしおれの決意は秒で打ち破られる。
2022/05/11 08:34
ど田舎出身のおれの常識がおかしいのかもしれない。
2022/05/15 08:54
油断するな、舐めるな、楽しむな。
2022/06/02 22:29
貴方の剣など恐るに足らずと、余裕の笑みを。
2022/08/06 10:35
日陰で、川水に手をつけている。
2022/08/31 14:23
少女は迷いなくその手を握る。
2022/09/02 11:33
ただ、道案内が欲しいというわけではない。
2022/09/08 22:25
(改)
そしてその態度が、好ましいから。
2022/10/20 02:06
口八丁の問答なんて、意味はない。
2022/12/09 20:45
フィオナも、自分の身を抱いている。
2022/12/21 18:37
おれなら殴るだろう。
2023/01/19 16:37
人生どう転ぶか分からないものである。
2023/04/13 02:50
(改)