VSダークネス
「「「うぉーー」」」
会場が凄まじい熱気で包まれたその瞬間王の影から突如として王の脳天目掛けナイフが飛び出る。
「なっ!」
「むおっ!」
即座に護衛のテクト・プロテウスが反応してそのナイフを弾き飛ばそうとするが
(ダメだ、間に合わん)
そうテクトが絶望しかけていた時なんとナイフが王に刺さる前で止まった。
「「「は?」」」
この瞬間この場にいる者の思考が一致する。
(この手口はダークネスか、まず位置がわかったからそこに攻撃する)
奴がいるであろう影目掛け剣で突くが、感触が無いそして振り終わりの隙を狙い奴が俺の陰からナイフを心臓目掛け飛ばしてくる。
(ちっ、だが当たりはせん)
上体を逸らすがその後ろに隠れていた王への射線が開く。無論その隙を狙い奴が攻撃しようとするだろうだが
(王の周りには先程試合で見た不可視のバリアが展開されているから投げナイフ如きでは貫けん、だから俺は位置の特定に専念する)
唯一の誤算は相手が投げナイフでなくから拳銃だったが、銃だろうがナイフだろうがこのバリアの前では誤差ですらない。
そして撃鉄が落とされたが何かに弾かれその隙を突きテクトが奴に刺突をお見舞いする。それが奴を捉え剣を持ち上げると肩に剣が突き刺さった奴が影の中から出てくる。
ーーー
コウガ視点
(もうそろそろ来る)
そして王目掛けナイフが飛んだのが見えた。
(障壁〈バリア〉)
魔力のバリアを展開し奴の投げナイフを防ぐ
そしてテクトが奴と攻防を繰り広げている隙に透明の凍結障壁に置き換える。
(これで王が銃でも死ぬ事はない)
案の定奴が銃撃してもバリアに弾かれる。そして俺は奴が影から肩を貫かれたまま出されたところを目撃する。
(上手く行ったか、それに銃声で皆気づいたね)
すると奴がテクトの肩を蹴り剣を引き抜き下がりつつ彼に向かって銃をぶっ放すが,彼は初見の武器にも関わらず彼は外した。
(すっげーさらっと銃弾躱したぞ)
そして俺はロランが声を掛ける。
「どうする、助けに行くか?」
「そうだな、行くか」
「じゃあ俺をあそこまで運んでくれ、空間転移はまだ使えないんだわ」
「わかった」
ロランが大剣を召喚し上に乗り手を差し出す
「遠慮なく」
俺が乗り剣が特等席に向かう、俺は指先の上に前だけ開いた漆黒の凍結障壁の箱を展開しその中の空間を消すすると一気に前の空間をダークネスを巻き込みながら吸い込み奴が俺の前に来た。
「なあっ!」
俺が奴をスタジアム目掛けて蹴り込む。
「おお〜、じゃあ俺も」
そしてロランが上から大量の大剣を召喚し奴に名一杯落とす。
(あ〜、死んだかもしれないな捕縛したかったのだけど)
だが奴が埋もれたところから凄まじい闇が溢れ出てそれが大顎を作り俺たちを襲うだが、
俺は空間を圧縮しその上から四角い窓のような穴を開けた漆黒のバリアで覆う。
「開放〈リリース〉」
抑圧された空間が元に戻ろうとし四角の窓から空間が放出され前方に破壊の嵐を生み出す。
それであっさり大顎を吹き飛ばすが肝心な奴がいない。
「どこ行った」
俺とロランで周囲を探すが見当たらない
「下にいるぞ」
するとテクトが大声でそう言った、下を見ると大剣で出来た影から闇の大波が出てくる。
がロランが大剣を大波に向かって落とす、無論飲み込まれたが突然その波が爆破し届く前に地面に落ちる。
「なんだと!」
それは奴にとって予想外だった、驚いている隙に俺はまた奴を吸い込んで近くに持って来た。
「やあ」
「ハ、ハハ」
俺が奴の目の前で先程の魔法氷結晶を作りその反発力を下に向かって解放した。
バコーーン
「ゴバァァーー」
そして猛烈な勢いで奴が吹き飛び地面に突き刺さった。
「ヒュー、エグいな」
ロランがそう言って大剣を地面に降ろすと目を回して気絶しているダークネスがいた。
「一件落着」




