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ダンジョンのある世界で生きる  作者: 竜太郎


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348/451

第348話「自衛隊からの連絡」

夜。

通信室。


自衛隊の前線基地から通信が入った。蒼月の補佐が対応する。

「白影、三か所目確認」

向こうの声。


補佐が止まる。

「三か所目?」


「南西方向に新たに発生。これで北、東、南西の三か所から同時に出ている」


補佐は記録を取りながら蒼月を呼ぶ。蒼月がすぐに来る。通信を引き継ぐ。

「影も動き始めたか」

蒼月が聞く。


「確認している。北の影が今日南へ一歩動いた」

向こうが答える。


蒼月が窓を見る。

「うちでも確認してる。白影が三か所になったことと影の移動は連動してると考えていい」


しばらく沈黙。


「そちらは今どんな状況だ」

向こうが聞く。


蒼月が答える。

「均衡者が地下に降りた」

静かな声。


向こうがまた沈黙する。

「地下か」

短く言う。

「それが正解かもしれない」


その言葉の意味を蒼月は確認しようとしたが、通信が途切れた。雑音だけが残る。


蒼月は記録紙を見る。

白影三か所。影の移動。地下の均衡者。

全部が同時に動いていた。

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