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ダンジョンのある世界で生きる  作者: 竜太郎


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342/451

第342話「玲奈、再起動」

昼。

診療区画。


玲奈は起き上がっていた。昨日より顔色がいい。ぴーちゃんの回復効果と、一晩の休養が効いていた。


悠真が来る。

「体は大丈夫か」

短く聞く。


玲奈が頷く。

「絞る」

静かな声。

「全部感じようとしない。必要なものだけ選んで感じる」


悠真が少し考える。

「昨日みたいになったらすぐ戻れ」

静かに言う。


玲奈が頷く。それだけだった。


玲奈は窓の外を見る。白影が見える。東側のものがまた少し大きくなっている。昨日の情報の洪水は今日はない。絞っている。だが、それでも分かることがある。


「深部が呼吸してる」

小さい声。


悠真が聞く。

「呼吸?」


玲奈が頷く。

「収縮と拡張を繰り返してる。昨日より明確に。機械的な上昇じゃない。何か意思のあるものが動いてるような動き方をしてる」


悠真は少し考えた。意思のあるもの。


「地下に降りる」

悠真が伝える。


玲奈が止まる。

「一緒に行く」

静かな声。


悠真が頷いた。

玲奈の感知は地下でも必要になる。

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