表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョンのある世界で生きる  作者: 竜太郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
340/451

第340話「地下への入口」

昼前。

拠点の地下区画。

白峰蓮が案内する形で、悠真と蓮斗の三人が古い扉の前に立っていた。


鉄製の扉だった。錆びているが、構造は生きている。蓮が記録紙を確認する。

「蒼月の記録によれば、この先に旧地下列車のホームがある。侵食が広がる前は、この路線で深部観測所まで繋がってた」

静かな声。


蓮斗が扉を拳で叩く。鈍い音。

「頑丈だな」

短く言う。


悠真が扉に手を当てる。冷たい。地下特有の冷たさとは違う、何か別のものが混じっている気がした。


ぴーちゃんが肩の上で言う。

「下から来てる」

小さい声。

「音じゃなくて、何か別のもの」


地上で待ち続けることの限界は見えていた。だが、地下に降りることがどういう意味を持つか、まだ分からない部分もある。それでも、脚は動く方向を知っていた。


蓮斗が扉の取っ手を握る。

「開けるか」

短く聞く。


悠真が頷く。

「開ける」

静かな声。


地下の空気が、扉の隙間からゆっくりと漏れてくる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ