表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョンのある世界で生きる  作者: 竜太郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
321/451

第320話「恒一の仕事」

昼前。


拠点内部。


黒崎恒一は今日も管理をしていた。


燃料の残量。


食料の消費ペース。


医療物資の在庫。


数字を見る。


確認する。


次の手を考える。


それだけだった。


派手な仕事ではない。


戦わない。


指揮もしない。


ただ。


数字と向き合い続ける。


その時。


担当者が来る。


「恒一さん」


短く。


「燃料、予定より早く減ってます」


静かな声。


恒一は数字を見る。


少し考える。


「暖房の使用時間を二時間削れるか」


短く聞く。


担当者が頷く。


「子どもたちの区画だけ残します」


恒一も頷く。


それだけだった。


大きな決断ではない。


だが。


こういう小さな判断が積み重なって。


拠点は続いていた。


その時。


外で鐘が鳴る。


カァン。


一回。


恒一は窓を見る。


北の空。


何かが変わっている気がした。


だが。


今は数字に戻る。


それが恒一の仕事だった。


(次話へ)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ