表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョンのある世界で生きる  作者: 竜太郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
312/451

第310話「夜の笑い声」

夜。


配給区画。


灯り。


白い。


温かいスープ。


湯気。


人々が集まっていた。


補修班。


見張り班。


避難民。


子どもたち。


皆。


今日もここにいる。


その時。


老人が昔話をしていた。


若い頃。


大雪で車を埋めた話。


道を間違えた話。


何度目か分からない話。


それでも。


子どもたちは笑う。


毎回笑う。


補修班も少し笑う。


老人も嬉しそうだった。


その光景を。


美月が見ていた。


少しだけ安心する。


こういう時間がある。


だから。


まだ大丈夫だと思える。


その時。


遠く。


カァン。


鐘。


一回。


長い音。


皆が少し止まる。


だが。


誰も立ち上がらない。


誰も騒がない。


聞く。


受け止める。


そして。


また食事へ戻る。


生活へ戻る。


生きることへ戻る。


外では。


影が近づいている。


侵食も集まっている。


だが。


灯りもある。


笑い声もある。


北海道は。


今日も静かに続いていた。


(次話へ)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ