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第135話 「新勢力」

 外。


 拠点の外周。


 静か。


 だが。


 違う。


「……来てるな」


 悠真が言う。


 短く。


 歪みじゃない。


 侵食でもない。


 別の気配。


「ぴー……人」


 ぴーちゃんが言う。


 小さく。


 だが。


 確実に。


 “人間”。


 その時。


 影から出てくる。


 一人。


 装備。


 普通じゃない。


 軽装。


 だが。


 無駄がない。


「……止まれ」


 悠真が言う。


 短く。


 距離を保つ。


 その時。


 そいつは止まる。


 素直に。


 だが。


 油断はない。


 視線。


 全員を見る。


 測るように。


「……ここが拠点か」


 低い声。


 感情は薄い。


 その時。


 蓮斗が言う。


「誰だよお前」


 そのまま。


 警戒を崩さない。


 その時。


 そいつが言う。


「……観測側だ」


 短く。


 その一言。


 空気が変わる。


 観測。


 つまり。


 神代側。


「……あいつのとこか」


 悠真が言う。


 その時。


 そいつは否定しない。


 ただ。


 続ける。


「……今回から違う」


 短く。


 だが。


 意味がある。


「観測じゃない」


「介入だ」


 その一言。


 重い。


 その時。


 白峰 蓮が言う。


「……何しに来た」


 直球。


 その時。


 そいつが答える。


「……確認だ」


 短く。


「お前らが」


「使えるかどうか」


 その言葉。


 空気が一気に張る。


「……は?」


 蓮斗が言う。


 その時。


 そいつが一歩出る。


 だが。


 敵意はない。


 ただ。


 “距離を測る”。


「……未分類個体を処理できる人間」


「初めて見た」


 その評価。


 事実。


 その時。


 悠真が言う。


「……それで?」


 短く。


 その時。


 そいつが答える。


「……協力するか」


「切るか」


 その言葉。


 シンプル。


 だが。


 重い。


 その時。


 全員が止まる。


 その意味。


 理解する。


 味方じゃない。


 敵でもない。


 選択。


 その時。


 白峰 恒一が言う。


「……条件だな」


 短く。


 その時。


 そいつが言う。


「……情報」


「それと」


「戦力」


 シンプル。


 だが。


 十分。


 その時。


 ぴーちゃんが小さく言う。


「……強い」


 その一言。


 全員が理解する。


 こいつ。


 戦える。


 かなり。


 その時。


 悠真が言う。


「……名前は?」


 その時。


 そいつが答える。


「……呼び名はない」


 短く。


 だが。


 続ける。


「コードならある」


 一瞬。


 間。


「……03」


 その言葉。


 ただの番号。


 だが。


 それが。


 全て。


 その時。


 悠真が小さく言う。


「……人間じゃねぇな」


 短く。


 その通り。


 人間。


 だが。


 普通じゃない。


 その時。


 03が言う。


「……お前らもな」


 短く。


 その言葉。


 重い。


 その瞬間。


 空気が変わる。


 同じ側じゃない。


 だが。


 同じ領域。


 その理解。


 その時。


 悠真が言う。


「……今は組む」


 短く。


 決断。


 その時。


 03が頷く。


「……了解」


 それだけ。


 その瞬間。


 関係が決まる。


 味方じゃない。


 だが。


 敵でもない。


 “共同戦線”。


 その形。


 成立する。


 その時。


 風が吹く。


 少しだけ。


 違う方向へ。


 その違和感。


 まだ消えない。


 だが。


 変わる。


 戦いの形が。


 その時。


 悠真が外を見る。


 静か。


 だが。


 分かる。


 次は。


 もっと大きい。


 その予感。


 確実に。


 来ている。


 新しい勢力が現れた。


 それは。


 戦いを変える存在だった。



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