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第133話 「複数戦決着」

 外。


 空気が重い。


 だが。


 迷いはない。


 全員が分かっている。


 これで終わる。


「……来るぞ」


 悠真が言う。


 短く。


 その瞬間。


 歪みが生まれる。


 三つ。


 同時。


 だが。


 今回は違う。


 恐怖がない。


 “対処がある”。


「……配置そのまま」


 白峰 蓮が言う。


 動かない。


 焦らない。


 その時。


 三体出現。


 バラバラに。


 だが。


 問題ない。


「……流す」


 悠真が言う。


 その瞬間。


 壁が動く。


 角度。


 流れ。


 進路がズレる。


 一体。


 中央へ。


 次。


 二体目。


 同じ流れ。


 中央へ。


 三体目。


 動く。


 逃げる。


 だが。


 壁が変わる。


 閉じる。


 逃げ道が消える。


 中央へ。


「……まとめた」


 蓮斗が言う。


 確信。


 その瞬間。


 三体が同時に動く。


 位置変動。


 だが。


 ぶつかる。


 互いに。


 干渉する。


 ズレる。


 止まる。


「……今だ!!」


 悠真が叫ぶ。


 全員が動く。


 一斉。


 踏み込む。


 距離ギリギリ。


 触れない。


 その位置で。


 一撃。


 重ねる。


 一体目。


 崩れる。


 二体目。


 続けて。


 叩き込む。


 崩れる。


 だが。


 三体目。


 抜けようとする。


 位置変動。


 外へ。


「……逃がすな!」


 蓮斗が叫ぶ。


 壁が動く。


 閉じる。


 進路を潰す。


 その瞬間。


 三体目が止まる。


 中央に戻される。


 完全に。


 閉じ込める。


「……終わりだ」


 悠真が言う。


 短く。


 その瞬間。


 全てを乗せる。


 最後の一撃。


 三体の中心へ。


 叩き込む。


 音はない。


 だが。


 確実に。


 崩れる。


 三体。


 同時に。


 歪みが止まる。


 揺れが消える。


 そして。


 消える。


 完全に。


 何も残さず。


 静寂。


 誰も動かない。


 確認する。


「……終わったな」


 蓮斗が言う。


 息を吐く。


 その時。


 白峰 蓮が言う。


「……成立した」


 短く。


 その一言。


 重い。


 複数戦。


 完全に。


 “成立”。


 その時。


 ぴーちゃんが言う。


「……今度は触られてない」


 小さく。


 だが。


 嬉しそうに。


 その言葉。


 全員が少しだけ笑う。


 その通り。


 “制御した”。


 それが勝因。


 その時。


 黒崎 恒一が言う。


「いい」


 短く。


 だが。


 確実に。


「勝ち方だ」


 その一言。


 全員が受け取る。


 ただ勝ったんじゃない。


 “方法を得た”。


 それが重要。


 その時。


 悠真が外を見る。


 静か。


 だが。


 分かる。


 終わっていない。


 その感覚。


 消えない。


 その時。


 小さく言う。


「……まだ増えるな」


 短く。


 その言葉。


 重い。


 その瞬間。


 全員が理解する。


 これは。


 終わりじゃない。


 “対応できるようになっただけ”。


 その現実。


 避けられない。


 だが。


 前より強い。


 その事実。


 確かにある。


 複数戦は攻略された。


 それは。


 新しい段階への到達だった。



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