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転生したら戦国時代だった  作者: kou2199
第四章 天下布武へ
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覚悟

絶対絶命の光圀

「殿!お覚悟!」もはやこれまでか?

「ま、まて話をきくのじゃ!」あわてる平五郎


だが、突然サスケは手に持った九内をビュンと投げる

「うがああ」突然血まみれの忍者が現れて倒れた、正確無比のサスケの九内は

急所をはずざない。曲者は一撃で絶命した。


「な、なにごと」


「我が里から来た隠密です」サスケ

「な、なんと、ここに潜んでいたのか!」光圀


「は、どうやら殿が秘伝「隠れ蓑」をどこからか入手した模様」サスケ


「友好関係であった伊賀がなぜ?」光圀


「ふ、お戯れを・・・殿(光圀)の方が余程ご存じなはず・・」サスケ

「む、だがその件はサスケに黙ってたのじゃ」


「私はとっくに掴んでました。そして密かに里は新たなる刺客を派遣したことも」


「な、なんと!伊賀が我らの情報を横流ししていたまでは知っていたが我を狙って

いたとは知らなかった」光圀


「何度もいいますが伊賀の里は全て金次第、大金を積まれたらどんなに大恩ある殿でも

狙うのです」サスケ


「だがそれを行ったら成敗もあると約定書に書き記してる」平五郎

「里は知らぬ存ぜぬでしらを通す事でしょう。その刺客もどこの誰だか判明しないはず」

サスケ


「我もそうでしたが誰の依頼かも知らされていないのです」サスケ


「どうすることも出来ないか・・」光圀


「いえ、今回は我が全ての証拠を集めてきました。これが書面でござる」サスケ

「いいのか?それは里への反逆、謀反だぞ」平五郎


「近頃の里の主の横暴忍軍の誰もがうんざりしていたのです、私腹を肥やし顧客を裏切り

鉄の掟の名の下に部下の命を軽んじる。もはや我慢の限界に達してました。」


「どうやら思惑は一緒だったのだな?」


「ですが我らが内偵中に殿や大殿が動き出しこのサスケいささか焦りました」

「申してくれればよかったのに」光圀


「このような大事我も命掛けで動いていたのです迂闊に申し上げられませぬ」

「うむ、それでこそサスケ、益々信頼出来る」平五郎


「皆の思惑が一致したのだ、サスケ、覚悟は出来たのだな?」

「しかし、主を討てば我は反逆者、いくら下剋上の世でも仲間の信頼は得られませぬ」


「そこじゃよ・・問題は」

「大義名分を得た大殿が伊賀の里を取り囲むからサスケが仲介役をするのじゃ」平五郎

「なるほど、主には我に譲る形で隠居して貰う訳ですね」


「いや、腹を切らせる、我が家を裏切った代償は安くないぞ。腹と引き換えに領土安堵

という形でなければ示しがつかんのだ」


「そのために大殿には大軍で囲んでもらう必要がある」光圀

「なるほど、まさに無手勝流の神髄」サスケ

「大殿の望みじゃ、戦などしないにこしたことはないいらぬ遺恨も無用だからな」光圀


「はは、それでは早速私は伊賀に戻り交渉いたします」


「しばし待たれよ」光圀

「は?」サスケ


「まさか其方今生の別れのつもりではないだろうな?」平五郎


「ぐっ・・・さ、さようなことはござらん」

「其方は上忍のくせに顔にすぐ表れる」光圀

「よいか!これは命令じゃ、必ず生きて戻って参れ其方が伊賀をまとめないで誰が

まとめるのじゃ。責任は重大と心得よ」平五郎


「ですがあの主は・・一筋縄では行かないと存じます」サスケ

「うむ、名すら未だに判明しない所を見てもタダモノではないな」光圀


「は、上忍中の上忍、その腕前は我などは到底かないませぬ」サスケ

「みにくく肥え太ってると聞いたが?」


「それは多分影武者かと」サスケ


「と言う事は主の実体分かってないのか」平五郎

「影すら踏んでませぬ」サスケ


「これは容易ならざる相手のようじゃ」

「だが、それほどの人物がなぜ私欲に走ったのじゃ?」平五郎


「それはわかりませぬ・・」サスケ

「妖怪の類いか?」平五郎


「多分悪党には悪党なりの言い分もあるのだろう・・こころしてかかれ」光圀


「もしかして織田家に取り入ったのも策の内だったのやも」平五郎

「十分ありえますな」光圀


「ともかく我の合図があるまで大殿の挙兵はお待ちください」サスケ

「うむ、大殿には事細かく伝える、思う存分働いてこい」平五郎

「それでは準備も有ります故一旦帰宅します」サスケ

「決して早まるでないぞ」平五郎


「は、殿のお慈悲決して忘れませぬ」サスケ






帰宅したサスケをシノが待っていた。今日の事件、シノも知ることとなった


「いいのですか?」シノ

「うむ、殿(光圀)も大殿(信長)も同じ考えだったのには驚いたが・・・」サスケ


「大恩ある光圀様の命であれば必ず成功させねばなりませんね」シノ

「しかし、今日まで里は絶対と信じていた我らだぞ、いいのかそれで」サスケ

「ですがその里が一体我らになにをしてくれたのか・・・」シノ


「うむ、物心ついてから徹底的に鉄の掟だけを信じて生きてきたがそれが揺らいでる」

「裏切ったのは里の方でございます」シノ

「苦心した織田家との仲介もすべて無駄だった・・無念じゃ」

「はい、我々のしらないところで暗躍していたとは・・」


「いや、二重三重に忍を派遣するは常道じゃ、しかし我は決して裏切ってない」

「情報を流さなかった事で里は不信に思ったのやもしれませんね」シノ


「だがそれは全て織田家との約定の下、里も承知していたはず」サスケ

「ですがこれで里と織田家の決裂は決定的です。サスケ様もご覚悟を」

「うむ、腹を決めなければならぬ時が来てしまったようじゃ」サスケ


「サスケ様、今までの数々の証拠集めも自らを納得させるためと見ましたが」シノ

「うむ、否定しようにもできぬ証拠の数々・・もはや我が道はひとつしかない」


「ならば、今後は光圀様の利益だけに動くべき、私も全面的に支援いたします」

「うむ、くノ一衆を束ねる其方の協力を得るは百人力・・」

「サスケ様は私の夫ですから」シノ


「だがな、仲間にも気を許せぬのが忍者の宿命、此度の秘密漏洩内部からに違いない」

「は、墨俣の城にしろ長浜の城にしろ外部からでは不可能です」

「人夫衆か飯炊き女か・・・」


「裏切り者が判明しないウチは迂闊に皆に態度を表明できぬな・・」

「確かに、サスケ様裏切りと直ぐ里に知らされることでしょう」

「全てつつみかくさず光圀様に報告し知恵を借りる」サスケ

「そして、裏切り者が判明するまでこれからの報告は我にも無用にて」シノ

「シノ?」


「わたしとくノ一衆の潔白を証明する為です。」シノ

「わかった、そなたの名誉かならず守ってみせる」サスケ


「生まれ来る子の為にも立派な父になってください」シノ

「シノ・・・そ、そうか!でかした」

「お恥ずかしゅうございます」


「これで我も勝手に死ぬる事出来なくなった」

「サスケ様は此度の件の後責任をとるつもりだったのですね」

「だが考えは変わった。我についてくれる者達を守らなければならん」





「そうか・・内部に密告者がいるのは間違いなさそうじゃ」光圀

「されどこれ程警戒厳重な墨俣と長浜のお城でいかにして?」


「リョウコ君が施す南蛮渡来は無敵、絶対と思っていたのですが」光圀

「現に私もシノも以前は一切機密を持ち出すことは叶いませんでした」


「うん、そのからくりは今でも有効だと確信してるが・・一体どうやって?」


「城の門をくぐるときにその南蛮渡来は発動するのですよね」サスケ

「いかにも」


「城門以外からの出入りは出来ぬのでしょうか?」サスケ

「通常は不可能だが・・其方も知っての通り城というものは必ずある仕掛けがある」

「はい、最終手段、取り囲まれて絶体絶命の時殿だけが生き延びるための抜け穴」


「うむ、しかしそれを知るは一部の側近のみ・・」光圀

「それがしを信用いただけるのならば一度検査させていただけませぬか?」

「サスケは織田忍軍200,人夫衆300を統率する頭目、信じるに決まってる」

「よろしいのですか?我はいまだに伊賀の里といつでも連絡出来る手立てを持ちますが」


「ふ、其方も腹をくくったのだろ?目を見れば覚悟が分かるし仮に裏切られたらそれは

それで我の見る目が無かったにすぎない」光圀


「ありがたき幸せ・・」サスケ


「それでは行ってみよう」


「カッカッカッ」2人は秘密の抜け穴に向かい検査する


「と、殿ごらんください」

「うむ、埃が払われた後が残ってる。今し方誰かが使った痕跡だろう」光圀

「これでハッキリしましたな。ここの抜け道を知る者の誰かが裏切り者」


「リョウコ君」

「はっ」インカムを通し通信してる


「城内警備システムの録画映像をチェックして下さい特に抜け穴付近のカメラ」

「は、すでに調査してますが異常はありませんでした」


「殿、敵は隠れ蓑を活用しているのかと」サスケ

「うむ、これは困った。今も近くで我らを伺ってるのやもしれん」光圀

「ですが殿より賜ったこの暗視すこーぷなるを装着すれば隠れ蓑を発見できます」


「残念ながらそのスコープでは視界の範囲でしか視認出来ない」光圀

「であればこの部屋には敵はいませぬ」

「たしかに・・しかし城内全部を確認は出来ないぞ敵も留まってないはず」


「リョウコ君なにか策はないのですか?」

「は、それは可能ですがよいのですか?未来科学を見せて」

「やむを得んだろう、伸るか反るかの事態、下手すると我らの命が危うい」


「実は城内で管理する隠れ蓑には全てIDがあるので紛失の有無を確認出来ます」

「結果は?」


「残念ながら紛失した隠れ蓑はありませんでした」

「つまり、こっそり複製を作ったか・・」


「これは想像以上に大変な事態かと」リョウコ

「うん、敵方に隠れ蓑が渡ってる可能性が大きくなった」

「つまり、戦の時我が軍の被害が増えると?」サスケ


「いや、まだ今なら伊賀の里内で留まってる可能性は大きい」

「ほう?」


「戦局を左右する重大な兵器ゆえ、伊賀の主は簡単に安売りなどしないとみた」

「なるほど・・いまなら間に合うかもしれませぬな」サスケ


「しかし、伊賀と敵対が決定したいま敵は強大な力を手に入れましたね」リョウコ

「秘密漏洩は隠れ蓑だけではあるまい」光圀


「これは一刻の猶予もなくなりました」サスケ

「だがなによりも優先するは城内の裏切り者の洗い出し・・・」光圀


「殿、まず人夫衆のひとりでしょう」サスケ

「なぜわかる?」

「この抜け穴を掘ったのは人夫衆でござる」サスケ

「しかし、外部には秘密をもちだせない」


「多分敵は一度も城門からの出入りをしていないのでしょう」サスケ

「なるほど、記憶消去装置に掛かってなければ忘却もしない・・これは迂闊だった」光圀

「多分敵は複数だったのでしょう」

「そうか、当初は仲間の何人かが門外へ情報を届けようとしたが叶わない事を悟った」

「見えて来ましたな」サスケ


「つまりここに罠を張っていれば必ず敵は姿を現す!」

「御意、今すぐここを出ましょう、内偵の事実が露見したら水の泡です」


「監視システム設置完了しました、隠れ蓑着用でも発見出来ます」リョウコ

「仕事が早くて助かる、これで敵は一網打尽」光圀


「殿、それは早計すぎます、泳がせた方が利は大きく」サスケ

「なるほど、連絡が途切れたら敵も察知するな」


「識別透明塗料発射装置設置完了」リョウコ

「つまりは無色透明な識別塗料を敵に気づかれず塗布出来るのですね」

「はい、半永久塗料にて塗布後は衛星でつねに動きをキャッチ出来ます」リョウコ


「例の中性子を照射するんだね」

「は、健康被害を及ぼさないごく微量の中性子塗料を隠密に塗布すれば絶対に消せません」


「異世界24世紀テクノロジーはそれだけではないでしょ?」光圀

「さすがは光圀様ごぞんじで」リョウコ


「なにをされるのですか?」サスケ

「その密偵の人心をあやつる」光圀

「げげ・・鉄の掟を上塗りする妖術でござるか?」サスケ


「うん、これだけは使わないと決めていたのですが・・やむを得ません」

「新種子島に仕込む新型の弾と同じ、寝返り術ですな」サスケ

「うん、だがこれは一度だけしか使えない。ご利用は計画的にだよ」光圀


「ついに南蛮渡来牙を剥くですな」サスケ

「今回だけだから」光圀


「シレっと仰いましたが異世界は光圀様の世界ですからね、これは譲れません」

「はいはい」


「一体おふたりはなにを揉めてるのでござるか?異世界?がどうの」

「うん、内輪もめだから気にしないで」苦笑いの光圀


「とにかく次隠密がここ通った時が作戦開始の狼煙ってわけだ」光圀

「それにしても一度も城門から出ないとは恐るべき根性」サスケ

「うん、筋金入りだね、サスケと遜色ない能力なのだろう。惜しい逸材に違いない」


「う、心当たりがあります」サスケ

「知り合いか?」

「伊賀の里は全員が同胞にて家族、一族にござる知らぬ者などいませぬ」サスケ

「あら、私の事は気がついて無かったみたいですけど?」シノ


「ばか、其方は8つで里を出てしまった、成長後の顔などどうやって知るのだ」

「一体ふたりはなにを揉めているのだ?」光圀がいじわるする

「くっ単なる内輪もめでござるお気にしないでください」


「ププププ」4人は大笑い


「とにかくサスケには心当たりがあるのじゃな?」光圀


「は、我と肩を並べる実力を有するはひとりのみ」サスケ

「名は?」


「は、カゲマルにございます」

「勿論人相は変えてるのであろうな・・」

「御意、我がカゲマルに気がつかぬはずはありません、見事に気配を消せる術

それひとつ見ても容易ならざる敵にござる」サスケ


「うむ、我とて其方の素顔いまだに分からんな」光圀

「は、これもすべて光圀様ご利益の為、人相を変えるは忍者の初歩にて」サスケ

「しかし、シノ殿は夫が誰だかわからんのではないか?」


「あの、その・・我らは忍者、夫を見間違えるなど絶対にありません」シノ


「分かった分かった、聞くは野暮と言うもの、夫婦の初歩じゃったな」

大笑いの4人


「殿、ここは神聖な職場でござる。かような腑抜けた会話は無用にござる」サスケ

「息抜き息抜き、押さえるとこは押さえるから心配無用」







なんかこの4人息ピッタリ?

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