伊賀の里
決着の時がきました
「首尾はどうであった?」伊賀の主、名を・・・今は不明
「は、どうやら九鬼めが惨敗を受けて次なる策を練ってる様子詳細はまだでござる」
伝令
「ふむ、まだカゲマルの存在は敵に明かされてないようだ、なるべく利用したいが」
「ですが殿、そろそろ敵も情報漏洩をあやしむかもしれません」伝令
「うむ、勿体ないが先手を打ってカゲマルには消えてもらうか得策か」
「それでは次回、連絡に来たところで・・」
「カゲマルはサスケと同等の能力じゃ簡単に始末などできるのか?」
「は、我ら伊賀十人衆全員で取り囲めば共倒れ位には持ち込めるかと」名をイシザル
「カゲマルはともかく其方達を失うわけにはいかん、盗み出した新種子島つかえ」
「しかし、カゲマルの報告ではその種子島は織田以外では発砲出来ないとのこと」
「なに、そうなのか・・どのようなからくりなのか」
「総力を挙げて解明中ですがいまだに不明にて」
「毛利に売れば大金を得られる、一刻もはやく解明せよ、仕方ない通常の種子島使え」
「殿それは不可能にございます。我ら忍軍種子島の臭いは徹底的に訓練されてます」
「むう、種子島を使えばすぐにバレるな・・弓矢、九内、手裏剣はどうか?」
「カゲマルには通じないでしょう」イシザル
「ではどのような手立てじゃ?」
「は、カゲマルを全員で取り囲み自爆するのです」イシザル
「なるほど、それならばいかにカゲマルでも逃れられまい・・やむを得ん」
「御意、必ずカゲマル仕留めてご覧に入れます。殿とは今生の別れにござる」
「そうか、誠に残念、長きに渡り大義であった」
「では・・・シュッ」
「アカカゲいるか?」
「は、ここに・・」
「イシザルだけでは心許ない、イシザルは自爆してしまうのでその後万一カゲマルが
生き残っていたら全力で倒せ」
「は、我らアカガゲ配下50、身命を賭して」
「うむ、成功の暁には其方が最上位忍者となる、これは栄誉である」
「は、ありがたき幸せ」
伊賀の里の主などと名乗っていても味方同士で醜い同士討ちをいとわない冷酷で残虐
自分の箏しか考えないとんでもない領主
「これも全て伊賀の里の為じゃ・・・ふふふ違うか全ては我の為じゃ」
皆が去った後ひとりほくそ笑む「主」
「やはり殿は我らの事など一切考えてはいない」イシザル
「左様、我らに其方の後始末を命じた」アカガゲ
「う・・・全てはサスケ殿の言う通りの展開じゃ」イシザル
「当初は裏切り者と思ったサスケ殿だが・・なぜ我らに接触してきたのか分かって来た」
「うむ、揺るぎようもない証拠をつきつけられたからな」
「全てはサスケ殿の言う通りじゃった・・・」
「どうする?それでも殿の下知通り死んで果てるか?」
「我ら死ぬことなど恐れはしないが犬死はご免こうむる」イシザル
「うむ、同感じゃ、例え今回の任務が成功したところで殿の捨て石なのは同じ」
アカカゲ
「それに我らの前に出る殿は影武者とサスケ殿が知らせてくれてる」
「うむ、事実ならば我らは一体だれに使われているのだ?」
「我らは忍者、なんでもアリの世界。しかし主にまでダマされるとは・・」
「いや、サスケ殿の申すには相手は怪物じゃ、我ら総出でも叶わないとの事」
「であろうな、我ら全員を今までだませていた術、実に恐るべき・・・」
「此度もカゲマル殿が命掛けで持ち帰った隠れ蓑のお陰、これが無かったら我らで
会合すら叶わなかったに違いない」イシザル
「うむ、隠れ蓑を着用してるとはいえこれ以上の会合は危険、又連絡する」
「おう」アカガゲ
サスケの情報により伊賀忍軍のほとんどが領主の愚行を知り証拠も突きつけられ
実際無茶な下知も下った今。全員の腹は決まりつつある。つまり下剋上・・・
「抜け道部屋に感度あり」リョウコがサスケと光圀に報告する
「うむ、やはりあの姿はカゲマル、巧妙に変装しおって」確認したサスケ
「中性子照射!、成功しました」リョウコ
「おお、たんまつとやらに光点が出ました」おどろくサスケ
「これでカゲマルはどんなに変装してもどこに隠れても逃れられない」光圀
「早速UFOで追いましょう」リョウコ
「新型UFOの初登場だな」光圀
「は、新型UFOはいままでの3倍の性能です」リョウコ
「え?今までのUFOでも光速でたんだろ?それ以上って・・」光圀
「これは秘密ですが24世紀科学では光速突破は理論上で可能でした」リョウコ
「あくまでも研究だったんだろ?」光圀
「権左衛門さまのホストコンピュータをアイテムボックスに収めてましたから
こちらに移動後も自動的に研究はつづけていたのです」リョウコ
「また、お二人で我にはわからなぬ会話はじめて・・」ちんぷんかんぷんのサスケ
「とにかく瞬時に移動が可能になったと言う話です」光圀
「それは便利にござるな」サスケ
「自動追尾ですから操作不要です」リョウコ
「で、行きつつく先は味方の裏切りです」サスケ
「カゲマルもあわれよな」光圀
「勿論、全てこちらの指示通りでござる」サスケ
「伊賀の忍衆把握したのだな?」
「御意、当初は激しく抵抗されましたが動かぬ証拠をつきつけて少しづつ懐柔しました」
「さぞかし命掛けだったのだろう・・・大義であった」
「激しい抵抗って忍者同士ですからねぇ・・想像したくもありません」リョウコ
「ま、気心知れた仲間同士、じゃれ合い見たいのもんでしたけどね」サスケ
「目が泳いでるぞ」光圀
「幸いにして一人も命を落とすことなく説得出来ましたので大成功と言えます」
「とにかくこれでカゲマルも救えるのだな?」光圀
「戦いの無意味を上手く伝えられればよいのですが・・」サスケ
抜け穴を抜けたカゲマルは隠していた商人姿に変装し何食わぬ顔で町中に溶ける
京の町を抜け一旦境に入りそこで再び別人に変装後伊賀の里国境付近のうらぶれた
廃屋に入る。ここが連絡との待ち合わせ場所なのだろう。
「殿、それでは手はず通り我も説得に参ります」サスケ
「くれぐれも気を付けてなあいては手練れなにをするかわからん」
「は、油断禁物心がけます」
何も知らないカゲマルのんびりとお茶をすすり仲間を待つ・・・
「これはこれはカゲマル殿ご苦労であった」イシザル
「ほう、今回は大人数ですな・・・」有り得ない人数に即座に警戒するカゲマル
「カゲマル殿、今から申す事聞いて頂きたく」
「改まってなにようでしょう?、我を葬るというお話ですかな?」
「左様、殿からご下命賜りました」
「それであったら最早問答無用にござろう?命のやり取り以外ござらん」
「そこを曲げて話を聞いて欲しいのじゃ」イシザル
「命のやりとり以外になにか選択肢があるのですかな?」沈着冷静のカゲマル
カゲマルは会話しながら時間を稼ぎイシザル達の配置を1人1人確認する
いざとなったら手持ちの九内で7~8人は倒せる自信はある・・が、多分
「この距離ならば我の九内は外さないのは自明の理しかしそれを上回る攻撃ですね」
「左様、其方の九内が飛ぶ前に全員で自爆して果てる覚悟はある」
「ならば、問答は無用でござろう?なぜ時間を置くのですか?」
「何度も言うが説得したいからじゃ」
「わかりました。お話とやら聞くだけは聞きましょう」カゲマル一切油断してない
「其方、今の伊賀の里の現状どのようにお考えか?」イシザル
「左様な事下忍には必要無きこと。我々はただ命令に従うのみ其方は違うのか?」
「我も先日までは同じ考えであった」イシザル
「ほう、しかし今は違うともうするか?」
「いかにも。サスケ殿の話を聞いて心変わりしもうした」
「サスケ殿?あの裏切り者が?」
「サスケ殿は裏切ってなどない、裏切ったのは殿のほうじゃ」
「わけがわからん、殿が誰に裏切ったというのじゃ、下忍などの意見など無意味だが」
「違う、我らととて人間、殿の命により死ぬるは本懐なれど犬死だけは断固として断る」
「しかし現に命掛けで働いた我を葬る為に囲ってるのだろう?」
「裏切ってもいないカゲマル殿が邪魔になり葬れとの下知をうけたからじゃ」
「殿にも困ったものよ、邪魔になったのなら命令頂ければ喜んで自決したのに」
「そなたはどんなに理不尽であっても命令に従うと申すか?」
「当然じゃ、其方達も知ってるはず「里の命は鉄の掟」絶対なのだ」
「里の為などではない、これを見てみよ」ポンと証拠書類を渡すイシザル
「こ、これは・・・うそじゃ、うそに決まってる・・サスケ殿の工作に決まってる」
「いや、さにあらず。こちらで裏を取ったが全てが符合した、これは事実」
「織田家との約定を一方的に破ったのか?」カゲマル
「其方が持ち帰ってきた秘密が外部にもれる危険があるのじゃ」イシザル
「ば、ばかな・・・殿は織田家との友好を深める為の手段と・・」
「なぜ下忍の其方に事実を覆して命ずる必要があるのだ?堂々と織田家裏切りを宣言
すればすむ話、下忍の其方はそんな事かくさなくても命令実行したはずだ」
「な、なぜ?」
「大義名分がない上に里すら騙して私利私欲に走る為じゃ」
「げっ・・・、我は里の命令なら例え織田家裏切りであっても従ったのに」カゲマル
「どうやら殿は織田家が秘密漏洩に気がついたとみて其方が邪魔になったのだ」
「同士討ちしてまでも我の口を塞ぎにかかったのか・・・」
「我ら全員爆死せよとの下知じゃ。そしてそれでもカゲマル殿が生き残ったら
アカカゲ殿50人で事にあたる手はず。途方もない血が流れよう」
「しかし、忍者とはそもそも・・」カゲマル
「皆でサスケ殿の下に下る気はないか?」アカガゲ
「なにゆえ?」
「其方も知ってる通りサスケ殿はすでに織田忍軍200,人夫衆300を束ねる
上忍、というかほとんど大名格、この方の下ならさぞかし我らも働きがいがあろう」
「し、しかし伊賀の里はどうなる、我らが裏切ったら家族親戚は?」
「その点に抜かりはないそ」サスケ
「さ、サスケ殿!いつの間に」びっくりする全員
「上空でいきさつを全て見ていた。織田軍にはそのような術があるのだ」サスケ
「恐れいりました」
「では問います、我の命などはどうでも良いのですが残された里の衆の安全は?」
「ほどなく織田軍一万五千が伊賀の里を取り囲む」
「げ、なんと申された!」
「大殿(信長)は此度の裏切り許すつもりはない。書面で約束した通りの行動じゃ」
「た、確かに非はこちらにありますが。伊賀の殿は知らぬ存ぜぬを通すかと」
「ふ、戦などは力じゃ、其方の殿がいくら申し開こうが力でいくらでも押し通せる」
「しかし、我ら伊賀忍軍鍛錬に怠りなく戦えば叶わぬまでも織田軍にも被害は必定」
「すでに伊賀忍軍全員われらに寝返ってる」サスケ
「左様にござるぞカゲマル殿」イシザル
「ぐ、すでに根回しは済んでいたか・・」
「残るはカゲマル殿の説得のみでござる・・・いかに?」サスケ
「カラーン」九内を捨てるカゲマル
「感服つかまつった我の負けでござる」カゲマル
「おお、カゲマル殿英断歓迎しますぞ」サスケ
「それでは早速我ら伊賀忍軍手はず通り動きます」イシザル
間を置くことなく織田軍団挙兵する、早きこと風のごとし
あっという間に大軍が伊賀を取り囲む
信長により包囲された伊賀の里、領主は徹底抗戦を下知するもこれを無視
忍軍達は全員が織田軍に服従の意を示したため無血開城となった。
「殿、全ては露見してますぞ、かくなる上は腹を召されよ。伊賀の里安堵のため
最後は殿のお命にて救ってくだされ」イシザルが影武者に伝える
「痴れ者、其方達は我の命を守らんと申すか!」
「すでにお前はニセモノTと判明してる、主でもない輩の命など聴く耳もたん」
「ぐ・・もはやこれまで」ニセ主はその場で腹かっさばいて果てた
「たぶん主はもう逃げ出してしまったに違いない。戦は終わりだ」イシザル
「大殿、居城を解放しましたがすでに領主は逃げ出してました。残念ながら
財産も持ち出され毛利の資金となってしまった模様です」サスケ
「そんな物はどうでもよい、それよりもサスケの里が無傷だったことがなによりじゃ
サスケ、その方今日から伊賀の里領主として励め」
「勿体ないお言葉、ですが我などは一介の忍者領主などはおこがましく・・・」
「サスケ、もう逃げられん其方の能力は余も認めてる。観念せい」信長
「はは、大殿の命とあれば・・・謹んでお受け致します」
「サスケ、そなたの名前は隠し名であろう、以後正式な名前を名乗るように」
「は、しからば今日から我は服部半蔵をなのりたく」
「わかった今日からそなたは半蔵じゃ、今日は目出度き日宴じゃ」信長
「おおおおっ」一同
鉄の掟により長年虐げられた忍者達だったが半蔵が頭目となり意識改革が広がり
さらには光圀によるあたらしい政治システムの試験的導入により民達は以降
人間としての暮らしを取り戻した。後に半蔵率いる伊賀忍者軍団は戦国時代を
逞しく生き延び未来永劫繁栄していくのであった。
無事伊賀は平定されました




