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生まれ変わればいい人生?  作者: カマーチ
魔動都市アルカナ編
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9/41

冒険の始まり

絶望を経て、村を出たベルは、ベルナ村の周りに存在する大森林を抜ける為、日夜歩き続け、魔獣を狩りながら前進する、そして、新たな仲間との出会いも

ベルは村を囲む大森林を歩いていた、辺りからは魔獣達の唸り声やキャゥンと情けのない殺されたであろう声、あの村はこの大森林唯一の安全地帯、少し森に足を踏み入れればそこは魔獣達の巣窟である、そして、呑気に歩いているベルを狙う魔獣も当然現れる、赤く硬そうな皮膚に大きな2本の角、そして木製の金棒


「わぁ、確かオーガだっけ、たまに知能があるオーガとか、アニメで見たけど、ここだとバカなんだ…」


そんな呑気な事を考えている隙に、オーガは木でつくられた金棒をベルに向かって振る


「『鎌風』…やっぱり、前よりイメージしづらいな…」


オーガの金棒は見事に輪切りにされてしまった。

オーガは驚き情けない鳴き声をあげる。


「ギャウ!?」

「みじん切りにするはずだったのに…」

「ひっ!」

「あ、逃げんな!『稲妻』」


オーガの脳天に雷が落ちる、それと同時に周りにいた魔獣達が音に驚き逃げていった


「あ、みんな逃げちゃった…まあ、面倒が減ったからいっか」


そうしてベルは再び歩を進める、魔獣達の居なくなった大森林はなんの障害もなく進めた


時間が経ち、夜

「暗くなっちゃった、食べ物…」


ベルは周りをきょろきょろと見渡す、だが食べられそうな野草も果物もない、ベルは、先ほど殺した鬼の死体を見た


「…人型…食べたくない、でも食べないと…死んで復讐できない…焼けば…いけるか?」


ベルは土属性魔術で包丁を作り、オーガの硬い皮膚を難なく裂き、肉を切り取る、それを火魔術で起こした火で焼く


「さすがにミディアムはヤバいだろうし、ウェルダンかな…玉ねぎあったら柔らかくできたし牛乳あったら臭み対策もできたのに…」


今になって思う、異世界はとても不便だと


深夜

ベルは殺意で目を覚ます


「…ワイバーン、稲妻の音で来ちゃったのかな…そういえば森の真ん中ってワイバーンの谷があったし、そりゃ来るよね」


ベルの目の前に現れたのは、ワイバーン、龍種になれなかった残念な種族である


「ギャオオオオン!!!」

「うるっさ、静かにしてよ、そんなネットでよく見るヒス起こしたおかんみたいな鳴き声してないでさ…ん?あ、仲間呼んだのか」


ワイバーンの鳴き声が森に響き、遠くから大きな羽音が近づいてくる、おそらく五体、それも全て若い個体


「それなら、私でも狩れる、トカゲちゃん達、さようなら『闇棘』」


ベルがそう唱えると、周囲に黒い棘が飛び出し、ワイバーン達を突き刺す、だが、一体だけ生き残ったワイバーンが居た


「君がこの群れのリーダーかな?ふふ、仲間を殺されて怒ってるね、君の気持ちは…まあわかるけど、私も生き残る為だから容赦しない、さあ、やろうか!」


ワイバーンは一心不乱に、怒りに身を任せて突進してくる


「怒りに身を任せる、そんな事したら隙だらけだよ『光柱』」


天から大きな光の柱が一本降る、だがワイバーンはギリギリで避ける、一瞬にして冷静になり、行動に移した、一瞬怒りに身を任せても、群れのリーダーたる器なのだろう


「やっぱり、君はリーダーなんだね、いい勝負ができそうだ」


ワイバーンの喉が光り、炎の塊を飛ばされる、ベルは容易に避けるが、後ろの岩が炎に当たり、溶けていた


「ど、どんな温度だよ…確か、ワイバーンは炎のブレスと尻尾の毒だよね、近距離も遠距離も出来るって…めんどくさ、まあ、対策のしようはある『水壁』」


ベルの周りに水の壁が現れ、球体となりベルを守る、ワイバーンはそれを見ても再びブレスを吐く、だがそれは無駄に終わり、炎が消えた


「ふふ、そう驚かないでよ、君の炎なら簡単に蒸発させれるって思ったでしょ、私の水は温度を常に一定に保ってるから蒸発しないよ、それと、こんどはこっちのターン『聖魔光線』」


ピュンと音が鳴り、ワイバーンの羽を貫く、ワイバーンは体勢を崩し、地面に落下する


「見下ろされるのは不快だからね、降りてもらったよ、それじゃあ『妖刀村正』…一撃で終わらせてあげる」


ベルは村正を構え、落下により足と肩の骨が折れたワイバーンは動くことが出来なかった、だが、その目は未だ闘志を宿していた


「その目、気に入ったよ…敬意を払って、痛みなく殺してやる、それじゃあ、おやすみなさい『龍儀斬』」


ベルの龍儀斬により、ワイバーンの首は一撃で斬られた、その後、ベルはワイバーン達を土に埋め、鬼の肉を備えた


「それにしても寝起きで起こしやがって…イライラする、あ、ワイバーンの谷には卵があるって書いてあった、よし、誘拐しよっと♪」


そうしてベルはワイバーンの谷に足を運んだ、敬意を払ったのはあの群れに対してであって、ワイバーン全体に敬意を払っているわけではないのでセーフである、ワイバーンの谷に着き、谷を覗き見る、すると…


「うわ、壁にいっぱいワイバーンが張り付いてる…ん?あの卵だけ黒い……あ!、シャドウワイバーン!」


シャドウワイバーン、それはこの森特有の魔力により突然変異した個体、影に潜み影を操る非常に強力な個体、そんな個体をベルが放っておくなんてことはなく


「あれ、欲しいな♡」

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