大猪と禁足地
ベルはジェラルに連れられ、禁足地近くの森に魔獣狩りに向かう、
そして、ベルの誕生日、ベルは、ラント、セラと共に禁足地に向かうことに…
「さてベル!行くか、魔獣狩り!」
「うん!!やっとやれるんだね!」
この日はついに夢にまで見た魔獣狩りの日、今まではジェラルに許してもらえず、家でメアとお留守番だったが、昨日メアに見せた魔法で成長を認められ、晴れて魔獣狩りに同行を許してもらえたのだ
「ねえパパ、魔獣ってどんなのがいるの?」
「ん?そうだな~、この森なら、ジャイアントボアにホーンウルフ、たまにブラッドベアーってとこかな」
「おぉ~、いっぱいいるんだね、パパはどれのお肉食べたいの?」
「そうだなぁ、ジャイアントボアが一番パパは好きかな、パパ的には一番獣臭くないし」
「ふ~ん、臭くないならベルも食べたっムぐ!?」
「ベル、あそこだ」
ジェラルの指さす方向を見ると、大きな、前世では考えられないほどの大きさの猪がいた
「でっかぁ~、あれどうするの?」
「そうだなぁ、まずは足、その後に首を切り落とすか」
「わかった!」
「よし!やるか!!」
そうして二人でジャイアントボアの目の前に立つ
「ベル!アイツらはバカだから基本一直線に突っ込んでくる!それを避けたところで足を狙え!!」
ジェラルがそう言い終えた瞬間にジャイアントボアがこっちに向かって突っ込んできた
「わぁ!?き、木が折れた…」
「今だ!やるぞ!!魔力よ、我が糧となり、我に力を与えよ!『極剣』」
「す~、ふぅ…風よ、我が身に纏い、仇なす者を斬る鎌となれ、『鎌鼬』!」
そうして二人で木に突っ込みひるんだ大猪の足を斬り、その首目掛け、風の鎌と剣を振り下ろし、大猪を仕留めた、そう思ったら、ジャイアントボアは最後の力を振り絞り、ベルを吹き飛ばした
「ごふっ!?」
「ベル!!」
ベルは大猪に吹き飛ばされ、木にめり込んだ、
ジャイアントボアがベルにとどめを刺そうと突っ込む準備を始めていた
「ベル!!避けろ!!!」
「げほ…風よ…、我に仇なす敵を切り刻め、『鎌風』!!」
そう唱えると、ジャイアントボアを見えない風の刃が切り刻み、そして、大猪の首を落とした
「ず、疲れた…てか、体いたーーーーーい!!」
「ベル!大丈夫か!?それにあの魔術『風刃』なんかよりももっとすごい…あれはなんだ!?」
「えへへ、オリジナル魔術♪すごいでしょ!」
「あぁ!すごいじゃないか!!っと、さっさとジャイアントボアを解体しないと腐っちゃうな、よし!捌くぞ!」
「お~~!!]
二人はジャイアントボアの腹を裂き、内臓を取り出して、バラバラにしてから二人で抱えて村に持って帰った
その帰り道
「ねえパパ、なんであそこ鈴が付いた紐が張ってあるの?」
「あぁ…あそこは禁足地だ、あそこに入った昔の人が全員かえって来なかったんだ、だから、ベルも入るなよ?」
「うん、わかった!」
僕はその時気づかないかった、気づくべきだった、木に、白銀の鱗が付いていたことを
二人はジャイアントボアを抱え村に帰った
「見てみて!!これ狩ったの!!」
「まあ!とってもおっきな猪!!すごいじゃないベル!!って、ベル!怪我してるじゃない!やっぱり少し早かったのよ!!」
「でもな!メア!ベルのやつ、『風刃』なんかよりもっと強力な魔術を使ったんだぞ!!」
「そうなの!?ほんとすごいじゃないベル!!今日はこの猪でごちそう作らないとね!!」
「やったぁ!!」
その日はジャイアントボアの肉を村中におすそ分けし、メアの作ったごちそうを食べ、
眠りについた
数日後
この日は、ベルの誕生日、そして、大きな間違いをした日である




