七英雄
ベルはこの世界に存在する最も強き七人の英雄の話を両親に聞かされる。
「う~ん、それは無理かな~」
な、何故だ!?人間努力すればどうにでもなるだろう、まあ僕が言うと説得力ゼロだけど。
「なんで?」
「それはな、この世界に存在する英雄、七英雄は、その強さから争いに使われるんだ、戦争か、災害の討伐か、どっちにしろ、危険だし、ベルには、パパもママも、人を殺してほしくないんだ」
「そっか、それじゃあさ、その七英雄?のお話もっと聞かせて!」
「ふふ、それならいっぱい聞かせてあげるわね♪」
『はるか昔、創造神は「時間の神」「空間の神」「重力の神」
「魂の神」「記憶の神」「因果の神」「存在の神」を生み出した。彼らの役目は世界を保つこと、そして、龍から世界を守ること。龍は世界を炎で焼き新たな種を生み出す、それを繰り返してきた。だが、龍は見境なく世界を滅ぼして回っていた、創造神は自らが生み出した世界を守るために、七柱の神を生み出した。
そのおかげで、龍を止めるどころか、その命を絶つことに成功した。だが予想外なことに、龍は死ぬ間際、この世界に子を残した、力は始祖の龍に及ばずとも、その数から七柱では抑えることすら不可能、そう考えた神々たちは各々が持つ力を魔術に変え人間達に授け、極めた者に、加護を授け、七英雄の称号を授けた、七英雄達は今も、龍が現れるたびに龍を狩っている。』
「ていうのが七英雄のお話ね」
なんか、四歳には到底理解できない話が来た…
「なんか、すごかった」
壮大すぎて変な返答になっちゃったじゃん!
「ははは、ま、四歳じゃあこの話は理解できないだろうな」
「ムッ、わかるもん!」
「さて、七英雄のお話は終わったし、魔術のお勉強をしましょうね♪」
「うん、頑張る!」
ついに、ついに魔術の勉強ができる♡
数十分後
「も、もう無理、気持ち悪い、体痛い…」
「あらあら、体力作りでへばっちゃって」
やばい、母意外とスパルタだった、それに、腕立て五百回してなんで父は平気な顔してんだ!!
「はっはっは、まだまだだなぁベル!」
「な、なんで出来るの…、死んじゃう…」
「日々の鍛錬さ!」
「その調子じゃ魔術は使えなさそうね、本でお勉強にしまっしょっか」
「う、うん、本で勉強する」
「まず、魔術はイメージで操るものなの、どれぐらいの威力をだすか、どれぐらいの速度で出すか、規模、属性、効果、それを全部イメージするの、だから使われてる魔術はみんな型があるの、剣技も同じよね?」
「ん?ああ、そうだな、どんな体勢でするのかとかな」
「そういう事、なんとなくわかった」
「うん、わかった!」
なんとわかりやすい説明なんだ!
「ってことは自分でも型を作れるの?」
「ん?まあ、そうね、でもとっても難しいのよ?」
「イメージ得意!」
僕が前世で何回それ系の妄想をしたと思っているんだ!!
「ま、ベルはまだ魔力量が少ないからトレーニングで増やすところからだな、てことで、できたぞ!トレーニングメニュー!」
「な、なにこれ…」
はぁ!?腕立て300、腹筋300、走り込み村10週!?
「し、死んじゃうよ…?」
「はっはっは!パパの娘だから大丈夫だ!!」
そうして、地獄のトレーニングが始まるのだった。




