魔法を覚えたい!!
四年後、四歳になったベルはメアに魔法を教えてくれとせがむ、
だが危ないと教えてくれないメア、ベルはメアの書斎に忍び込み、一人で魔法を覚えようとたくらむ
四年後
「ママ〜!魔法教えて!」
「もう、ベル?魔法はとっても危ないから、まだダメって言ったでしょ?」
僕は4歳になった、言葉も覚え、走れるようになった、そうとなれば、念願の魔法を覚えるしかない!
「おーねーがーい!!」
「だーめ!」
ここまで断られるとは、そうとなれば…
夜
さてさて、親達はもう何がとは言わんが疲れて寝てしまった頃だろう、ここにならあるはず、母の書斎!
それにしても、本が大量だ、どの本が良いのだろうか…おや?何とも豪華な装飾の本が、とりあえずこれを読んでみるか。
「ん〜!な、なにこれ、おっも!」
スポン!
「わぁ!?ぬ、抜けた〜、ん?あれ、これ日本語?」
なんとまぁ、魔導書に日本語が書いている、何故だ?
「とりあえず読んでみよっかな、えっと」
『火よ、我が元を照らす小さな灯りとなれ』
「熱っ!?あ、やば」
まずい!そこそこ大きな声を出して…
ドタドタ
まっずーーい!!起こしちゃった!ヤバイヤバイ!
朝までお尻ぺんぺんの刑にされる!!隠さないと!
「んぐぐぐぐぐ、入んないぃぃぃ!」
「ベル〜、何してるのかな?」
翌日
「うっ、ひぐ、ごめなさい、うぐ、お尻ひりひりする…」
「自業自得よ、ママの書斎には入っちゃダメって言ったでしょ?」
「はい、ごめんなさい」
それにしてもだ、お尻を叩いた挙句、朝までお説教だなんて、体罰だ、虐待だ!
「それにしても、この本どうやって読んだの?古代文字のはずなんだけど」
「え、あ、ママが詠唱してるの聞いて覚えた」
(どうか、どうかこの嘘を信じてくれ!!)
「まあ!そうなの!?すっごい!ベルは魔法の才能があったのね!」
「えっと、うん、そうなの…うん」
(思いのほかあっさり信じた、なんか、罪悪感が…)
「ふあぁ、メア、ベル?どうしたんだ?」
「聞いてジェラル!!ベルが魔法を使ったのよ!!」
「なに言ってるんだ、まだ4歳…この床の焦げ目って…え、ほんとに?」
「そうなのよ!この子にはきっと魔法の才能があるんだわ!!」
(お?これは魔法を教えてくれる流れなのでは?)
「ねえママ?あのね、魔法いっぱい使いたいの、教えて?」
秘儀!かわいい顔を使ったうるうるお目目!!ふっふっふ、ママはこれに弱いからな
「うっ、ぐぬ、しょ、しょうがないわね、でも、初級の魔術限定、それと、ママが見てないところで使わないこと、約束できる?」
「うん!!」
よっしゃ!!これで夢にまで見た魔法が合法で使える!!!!
「よかったなぁ、ベル!」
「さて、ベル、これから魔法のお勉強と、魔法を使うのには体力が必要よ、だから、パパと剣術の特訓です!!」
「へ?」
ちょ、ちょちょちょ!ちょっと待て!!僕は魔法を使いたいだけで剣術は!!
「ふん!!」
ジェラルが何故か変なポーズをしている…
これはあれか?たくさん鍛えてやるからな的なポーズか?
「これからたくさん鍛えてやるからな!」
あ、言った
「えっと、その、魔法だけでいいかな~なんて…」
「ふふ、ダメよ?さて、さっそくだけどお勉強しましょうか」
「う、うん…」
「まず、魔術を使うには魔力が必要よ、魔力は体力をつける事で魔力も増えるの、ちなみに、魔力が切れたら死んじゃうから、もう絶対に使わないでね」
「ひゃ、ひゃい…」
なんてこった、魔力切れで死ぬ!?あっぶな!!僕あれ以上したら死んでた?!
「ま、魔力切れが近づくと頭痛くなったり気絶するから死にはしないだろうがな」
「ほ、ほんと?パパ」
本当か?!マジだよな?!怖いぞ!!
「ああ、本当だ、だけど、めっっっちゃ辛いから気をつけろよ?」
「はい!!」
「うむ、よい返事だ!」
「さぁて、本格的にお勉強よ♪」
「うん!」
「まずは、魔法と魔術の違いね」
「何が違うの?」
「うんうん、何が違うんだ?」
いや、あんたも知らんのかい!
「ジェラルには前に教えたわよね…?」
母さんも呆れてるよ…
「さて、気を取り直して、魔法は物質を生み出す力、火を出したり水を出したり出来るの」
「ふむふむ」
「ほうほう、勉強になるな」
「ジェラルも教わってるじゃない!」
「さてと、次ね、魔術は生み出した物質を操る力、それが魔術よ」
「ほへぇ~」
「そして、物質ではない物を操る魔術もあるの」
ほう!物質ではないと言うと時間とか操れるのか?!
「時間とか?」
「そうね、それが高位魔術、時間以外にも空間や魂、重力、因果、記憶に存在なんてのもあるわね」
「すごい!!使ってみたい!!」
「あ~、高位魔術はとっても難しいんだ、使いこなすと英雄なんて呼ばれるんだからな」
英雄!!まさに男のロマン!!それはなりい!!!!
「それなる!」
「うーん、それは無理かな~」




