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生まれ変わればいい人生?  作者: カマーチ
魔動都市アルカナ編
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26/41

アルカナ入場

ベルとメルは、ついに最初の目的地である、魔動都市アルカナに到着した。

アルカナで、様々な魔道具を購入し、アルカナを満喫していると、ある懐かしい人に出会う

ベルとメルは、アルカナに入る前に、準備をしていた


「メル、今メルの冒険者証とか身分証になるものがないし、羽とかはまだ安定して隠せないから、アレ出来る?」

「うん!いっぱい練習したからもう大丈夫!」

「ふふ、そうだね」


そう、今メルには、冒険者証などの、身分証明が出来る物が無い、そのため、アルカナに入ることが出来ないのだ。さらには、羽や角が生えていて、一目で人間や獣人ではないとわかってしまう、なので角や羽を隠す方法を練習していたのだが、まだあまり安定していない。そんな時に、メルが影の中に潜る、シャドウワイバーン特有の力『影沼』という能力があることを、ベルが発見し、ベルが名付けた


「それじゃあ、ママの影に潜れる?」

「うん!それじゃあいくよ~!」


メルがそういって、ベルの影の中に飛び込んだ


「メル~、居心地はどう?」

「ママの匂いして好き~♡」

「そっか~♡」


と、完全に親ばかになりながらも、メルを影に隠しながら、アルカナの門に向かった。


(メル、ここからは普通に喋ってると怪しまれるから『念話』で話すよ)

(は~い!)


念話とは、考えていることを魔力に乗せ、相手に送るイメージをして、言葉を使わずに会話する魔術のことだ。メルの『影沼』の練習ついでに、様々な魔術をメルに教え込んでいたのだ。

それにしても、さすが都市、今まで行ったことのある水龍村やラトルとは比べ物にならないほどの大きな石造りの壁が、アルカナを囲っていた。


(ねえママ、壁おっきいね~)

(そうだね、ママもこんなにおっきな壁見たことないよ)


そんな会話をメルとしていると、アルカナの門にたどり着き、衛兵に止められた


「そこの者止まれ!身分証明になる物を見せろ!」

「はいはい、これでいい?」


そういって、あらかじめポケットに仕込んでおいた冒険者証を衛兵に見せる


「よし、入ることを許可する、アルカナを楽しんでくれ」

「は~い、ありがとね、衛兵さん、お仕事頑張ってね」


そう言って、衛兵に応援の言葉をあげて、アルカナの中に入った


(ねえママ、ここに何しに来たの?)

(えっとね、ママの目的地は、このパウムス帝国の王都なの、このアルカナは、そこに行くために一番近道になる場所なんだ)

(ママはなんで王都ってところに行きたいの?)

(…ママの、お父さんとお母さんが、この国の王様に殺されちゃったの、だから、やり返そうと思ってるんだ、ねえメル、そんなママは嫌い?)

(ううん!メルも、ママが殺されちゃったら絶対に殺した人を殺しちゃうもん!)

(そっか…メルは優しいね…)

(えへへ~♡)


そんなこんなで、ベルとメルはアルカナに入ることに成功した。

アルカナは以前立ち寄ったラトルと比べても、建物が高く頑丈に作られており、当たり前の様に水魔術の魔法陣で作られた水道や、ガラスの窓など、かなり発展した都市という印象があった。


(ま…ママ、なんだか、建物がすっごく高いよ、絵本でも見たことないよ)

(ふふ、そうだね~、ママもこっちではこんな高い建物見たことないな~)

(こっち?)

(あ~、なんでもないよ、気にしないで…とりあえず、そこら辺の冒険者に聞いてみようか


そうしてベルは、そこらへんにいた冒険者に宿について聞くことにした、すると、ある見知った顔を発見した


「あれ?ハーラ!ラン!サエラ!!」

「あら!ベルちゃんじゃない!!偶然ね!」

「もうこんなところにまで来たのか!?」

「やっぱりベルちゃんはすごいですね!」

「えへへ、久しぶりだね、三人とも」


ベルが出くわしたのは、水龍村で出会ったパーティー、棘の三人だ、ロリコンのリーダー、ハーラと赤髪のちょっと乱暴なラン、僧侶のサエラだ、この三人とは、水龍村の防衛線で共に戦った仲だ。


「それにしても、三人もだいぶ早くここにきてるよね」

「あ~、私達は魔道門でここに来たのよ」

「魔道門?」

「私が説明しますね、魔道門っていうのは、空間系魔術で空間と空間を繋げる門を作って、行ったことがある場所になら、一瞬で移動できる、便利な魔道具です!」

「へ~、そんなのがあったんだ」

「便利だよな~」


と、ベルは思い出した、ハーラ達を見かけ、嬉しさのあまり忘れていたが、メルと泊まる宿を探していたのだ。


「あ!そうだ忘れてた、私達数日泊まれる宿を探してるんだけど、知らない?」

「それなら、冒険者組合に設置されてる宿に泊まったら?温泉もあるし、丁度いいわよ」

「へ~!冒険者組合って宿ついてるんだ!」

「っていうか、私達って?誰かと一緒に旅し始めたの?」

「うん!私の子供と♪」

「こ…ども…?だ、誰がベルちゃんを…」

「お、おいハーラ落ち着け!ってか、ベル、子供ってどういうことだ?」


ベルはしまった!と思った、普通に子供と言えば、話的に五歳で子供を産んだとんでもない内容に聞こえてしまう


「あ~、えっとね、それはあとで説明するよ、とりあえず宿に連れてって?」

「そうですね、ほらハーラさん、殺意丸出しにしてないで、案内しますよ?」

「ベルちゃんが……赤ちゃんを…だれが…」

「ねえ、すっごく怖いんだけど」

「すいません…うちのリーダーが…」


ということで、ベルとハーラ、ラン、サエラと影の中のメルの五人で冒険者組合の建物に向かった。その道中やけに他の冒険者からの視線を感じたが、その理由をすぐにわかることになった。

冒険者組合に到着した、五階建ての大きな建物で、レンガで作られた、冒険者組合と呼ばれるにふさわしい見た目の建物だ―――の大きな扉を、ハーラが両手で開ける、すると―――


「お、おい!あれって、棘だ!Aランク冒険者の棘だぞ!!」

「ねえ、ハーラ達って有名人なの?」

「まあそうね、冒険者の中では名は通ってるかしらね」

「へ~」


意外だった、王都からかけ離れた、大森林以外の危険がない辺境の地にいたため、駆け出し冒険者だと思ったが、思いの外、すごい人達だったらしい


「ハーラ達ってすごかったんだね」

「今更かよ…」

「さ、あんなの無視してパパっと部屋を予約しちゃいましょ♪」


作者のモチベが上がるのでブックマークなどお願いします!

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