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生まれ変わればいい人生?  作者: カマーチ
魔動都市アルカナ編
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18/40

能天気なパーティー

ベルはあまりにも能天気なパーティー、トニックスというパーティーを助け、目的地が同じだった為、一緒に行動することになった、だが、そのあまりにも迂闊な行動に呆れることに

ベルは、毒キノコを食べ、魔力切れで死にかけていたパーティーを助け、話を聞いていた


「それで、ほんとに味変で毒キノコを食べたの?」と、ベルはパーティのリーダーっぽい男に聞く

「そ、そう…だな、味変だ…」


パーティーのリーダーっぽい男、金髪でポニーテルで明らかに初心者装備を着た男、その割にはかなり魔力のこもった剣を持っている男がそう答えた。


「警戒心無いの?」ベルは聞く

「お…おっしゃる通りで…」

「ほんとに、なんで僕達食べようと思ったんだろ…」男の娘が口を開いた

「それにしても、癖の強い面子だね」


このパーティーのメンバー構成は面白いことに、金髪ポニテのイケメンが一人、筋肉ムキムキの、おそらくは巨人族と人間のハーフが一人、僧侶服を着た水色髪の男の娘が一人、さっきメンバー全員にキスして回った紫髪のお姉さんが一人、忍者のような服を着た狐の獣人が一人


「ま、まあ、はぐれ者が集まったパーティーだからな」と、デカいのが答えた

「はぐれ者?」

「うん…ほら、僕達こんなでしょ?村とかでも結構変な目で見られてたんだよね」男の娘が話した


確かに、このパーティーはパッと見ても異質だ、たまに獣人やエルフが一人入っているパーティーはいるらしいが、ここまで異種が混同しているパーティーは少なくとも水龍村では見なかった


「そういえば、自己紹介がまだだったね、私はベル、訳あって王都に向かってるの」

「王都か、ここからかなり遠いが大丈夫なのか?」金髪が聞いてきた

「うん、一応鍛えてるし、のんびりでも大丈夫、それで、みんなの名前は?」


ベルの心の中での呼び方が金髪とかデカい奴とか男の娘なので、流石に名前が気になってきていた


「あぁ、俺はニック、こっちのデカいのがジャルダン、僧侶はリュース、紫髪の魔女がメルア、この無口な忍びは冬月だ、パーティー名はトニックスだ!」

「うん、覚えた、よろしくね」

「「「「「よろしく~」」」」」


何とも…五人一斉に気の抜ける相槌である


「そういえば、ベルちゃんってとっても小さいけど、何歳?」と、メルアが聞いてきた

「五歳だよ」

「ご、五歳!?その歳でここまで来たの!?」

「うん、親がAランク冒険者だからね、鍛えてもらったの」

「な、なるほど、結構すごい生まれなんだね」リュースが言ってきた

「まあね、あ、あと言い忘れてたけど、今襲われてるよ」


そう言ってベルは上を指さす、それと同時に上を見上げる、上にはニック達を襲おうとしていた鳥型魔獣がいざ襲おうとしていた。それを見た五人の顔が面白いほど青ざめていた


「なに、五人とも戦えないの?」

「あ、当たり前だろ!!俺達まだ初心者冒険者だよ!!!!」

「はぁ、しょうがない」

「え、ま、まさか戦うの?」冬月が口を開いた

「うわぁ、喋った、ま、まあ、戦わないと死んじゃうしね…『鎌鼬』」


流れるように『鎌鼬』を纏い、鳥型魔獣が特攻してくるのを待ち構える、そして、ベルが小さいからだろうか、すぐに鳥型魔獣が反応し、羽を閉じ突撃してくる、バク転して避け、そのままの勢いで鳥型魔獣三体のうちの一体の腹を斬り殺す、そして流れるように一体一体と首を落とし、羽を狙って落としてから殺して、討伐した


「はい、おしまい、出てきていいよ」ベルが岩陰にぎちぎちになって隠れていた五人を呼ぶ

「べ、ベルってすごいんだな、オラ感動すらしちまった」

「鍛えたらみんなも出来るよ、さて、目的地は一緒なんだよね、行こ」


そうしてベルは五人…トニックスを引き連れ、谷を歩き出した、その道中、何度かモンスターに出会ったが、トニックスの五人はすぐに岩陰に隠れていて、少し腹が立ったので、戦い方を教えることにした


「ほら、あそこにサンドスコーピオンがいるでしょ、あれを倒して」

「い、いやいやいや!!!無理無理無理!!僕達まだ弱いもん!!」

「それが何?それじゃあ、いつまでも強くなれないよ?」

「た、確かに…そうだが…」

「大丈夫♪死にそうになったら助けるから」


そう言って五人を岩陰から蹴りだす、五人が顔からこけた音でサンドスコーピオンが反応し、こちらに走ってくる


「あれは尻尾の毒針に注意してね!当たると二日ぐらい動けなくなるから!」と一応教えておく

「ギャー!!助けてベルちゃーん!!」メルアが助けを求めてきたが無視する

「グッ!こいつの甲殻硬い!!」

「ニック~!甲殻の隙間狙って!ジャルダンはハンマー持ってるんだからそれで叩き潰して!」


ベルは五人に的確に指示を出し、五人の動きがどんどん良くなっていった、元から連携だけは一流の冒険者並みだったことも合わさって、ぐんぐん成長していた


「うん、お見事、ちゃんと仕留められたね」

「つ、疲れた…」冬月が地面に手をついて苦しそうにしていた

「まあ一番冬月が動く役割だしね、私も疲れたわ~」

「でもよ、オラ達明らかに成長したな!」

「そうだな!ベル、ありがとよ!」

「なに特訓終わったみたいな雰囲気出してるの?村に着くまでが特訓だよ♡」

「「「「「えっ…?」」」」」

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