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初めてのお風呂その二

 

 なんかしれっと入浴中に親父が入って来たんだけど、コレは怒っていい事案だよね? とりあえず怒るか断崖絶壁に!


「親父なんで入って来た? それに今夜遅くなるんじゃなかったのか? んっ? 返答によっちゃっお尻ぺんぺんだ」


「 ………… ソレ聞くぅ?」

「そら聞くわっ!?」

「息子が可愛いからだよ!」

「娘がだろ? 俺が男の時一度もお風呂に入っていかなかったくせに!」

「誰が好き好んで息子(おとこ)の裸みたいか?それともなにか?女の子になった俺の裸見たかったのか?」

「………… チッねーよクソ親父!」


 やっぱり親父が乱入してきたのは不純な動機じゃねぇか! そんな親父に裸を見られるのはシャクだから、胸を腕をクロスして隠した。


「何故隠す ……?」

「黙れ出て行け!」

「とりあえずさぁ俺も入って良い?」

「 ………… やだ!」


 俺は親父が浴槽に入って来ないように、腕を広げて断固阻止した。


「くしゅんっ!」

「ちょっと親父!?」

「くしゅんっちべたい …………」


 親父は弱々しく平たい胸を腕で寄せて、縮こまって今にも泣きそうな目で俺を見つめた。

 きたねぇなぁ情に訴えかけるとは ……。


「 …… む――早く入れよ親父 …… 」

「うんっ分かった!」


 チッ気持ちの切り替え早いなっ演技だったかやっぱり?


 バシャッ!


「ちょっと親父入る前に体くらい洗えよ!」

「んっ? かえって幼女の出汁が出ていいだろ?」

「俺は変態じゃねぇっ、ちょっと親父髪濡れてるぞ!?」


 親父は腰まで伸びた金髪が湯船の上にバサァと浮いた。

 .

「ちょっとなにやってんの? 浴槽が髪の毛で広がったよ!」


 これはアテが外れたかぁ? 親父に入浴中の髪のまとめ方を教えてもらおうとしたんだけど ……親父も髪まとめないで風呂入るのか。


「親父さぁ風呂入る時髪濡れないようにまとめない?」

「んっ面倒くさい」

「ちょっ適当だなっ親父っ!?」

「だって面倒くいだろ?」


 分かったから二度も言うな親父!


「なんだよ〜せっかく親父に、髪の束ね方教えてもらおうとしたんだけど」

「ママに教えてもらえよ」

「………… ですよねぇ」


 結局母さん頼りってのはちょっとやだなぁ。でも仕方ない今度教わるか。


 チャプッ


 親父は湯船に肩まで浸かって至福の表情を浮かべていた。危ないなぁ小さな体でのぼせて溺れたら死ぬぞ?

 いや、不死身なら大丈夫か?

 .

「ところでどうだった?」

「ふふっ」

 急に世間話を始めた親父の外見は幼女なんで変な笑みが出た。


「笑うなっ!」


 親父は怒った。いや、笑うだろ?


「どうって学校の事か?」

「そうそう、楽しかったか?」

「あのなぁ親父っ、女体化したのが学園中にバレてから登校して楽しい思いする訳ないよな?」

「だろうな …………」


 チッ知ってて聞いたのかクソ親父。俺が受けた女子高生デビューの洗練を一から十まで説明した。


「なんとっ白王子と会ったのか?」

「んっ親父知ってんのか?」

「ああ、知ってるもなにも俺は竜神高校のOBだぞ?」

「マジか? 親父も通ってたのか?」


 俺は赤いランドセルを背負った幼女姿の親父を想像した。まあその時はまだ女体化はしてないけどね。


「息子が父親の卒業校を知ってるのは常識だぞ?」

「知るかっ! それより白王子って親父が学生時代からいたのか?」

「まあ、のう、懐かしいなぁ彼女は綺麗だったなぁ ……」

「んっ彼女? 今なんて言った親父?」

「はあっなんじゃ知らんのか白王子は美少女だろ? あ、現在はババアか?」


 ババアってもう少し言い方あるだろ親父。


 今日俺を助けてくれた白王子は綺麗な顔してたけど、確かに男だった。体臭、息づかい、体格を見れば男と分かる。

 でも親父は彼女と言った。別人だよな?


「白王子は相変わらず日本語と英語とフランス語を混ぜた口調だったか?」

「 ………… 」


 マジかよ、口癖は一致する。どうやら別人って線は怪しくなった。しかし、不可解な点は二つあった。

 まずは何十年前か分かんないけど、学生時代の親父は白王子と会っていた。それが本当なら、俺を助けてくれた若々しい白王子は何者なのか? 俺と同じ不老不死か?


 二つ目。彼女って言ってたけど、俺が会った白王子は確かに男だった。やっぱり別人なのかな?


「なあ、そもそもクイーンに仕える王子様ってなんなの?」

「知らんっ!」

「チッ使えねーなぁ親父?」

「ばかもんっ親父に頼るな! 明日白王子に直接聞けばいいのではないか?」

「…………分かったよ」


 結局そうなるかぁでも、会えるかなぁ白王子に。


 チャプッ


「ところでお前バスト何カップ?」


 親父は俺の胸に指差して聞いた。ちょっと指指すな!


  「ちょっと親父最低っ女性に胸のサイズ聞く?」

「息子だから聞いとるんだろ? んっははっ今は娘か?」

「クッ ……笑えねぇよクソ親父ぃ ……」

「92だよ」

「92ってEカップか?」


 EとかFとか好きだよなぁ男って、女性のカップサイズにこだわるよな?

 まあ、分かるついこないだまで女性の胸のサイズにこだわっていた。


「なあなあ」


 親父はズズッと俺に近づき笑顔でおっぱいを凝視したので、腕で胸を隠した。


「こら光輝っ胸を隠すなっ!」


 えっえ――久しぶりに親父に叱られた。しかもその理由がおっぱい隠したこと。こんな理由で叱られるなんて予想不能だ。


「そりゃ隠すよエロ親父っ!」

「なあ、一生のお願いっ!」


 親父は手を合わせて言った。どうせろくでもないお願いなんだろう?


「なんだよ親父?」

「おっぱい触らせて!」

「やだよ! 母さんに頼めよっ!」


 んっ親父は急に渋い表情を浮かべた。


「…………母さんのおっぱいは最近垂れてきたからイカン」「………… 」


 親父は真顔で言って黙った。てか、生々しいなっ!?


「それで若々しい俺のおっぱい触りに入って来たのか?」

「うん」


 素直だなぁ親父が入って来た時は、てっきり俺の世間話をしたくて入って来たのかと思ったけど、見当違いだ。


 結局不純な動機かいっ!?


「光輝のおっぱい触らせてくれたらパパのおっぱい触って良いよ♡」


 そう言って親父はツルペタの胸を張って見せた。


「揉むとこないだろ親父?」


 いや、洗濯板代わりにペタ胸使えそうだ。


ちょっと短くなったけど入浴回をあまり詳しく書くと違反になるのでアッサリ書きました。一般TSモノは性的なテーマから避けては通れないので、お色気に関しては違反にならない範囲に書くのが難しいです。


成人向けだったら楽なんですけどね?


でも、一般向けだからこそのチョイエロって魅力ですよね?


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