DDAY5日前
ジミーはノーザンの第三軍の駐屯地のある、バックギャラモンの基地の側の飲み屋で取材していた。
が、ジミーは反ノーザン的な報道で知られており、ほとんどの住民や隊員はあまり良い顔はしていなかった。
しかし、そこは厚顔無比なジミー、全く動じずに、次から次に聞いていく。
「ノーザン軍は銀河の他の国からは嫌われていますが、それについてはどう思いますか。」
「そこ、誰が取材の許可を出した?」
後ろからSPらしき人影が現れていった。
「やばい」
慌てて、ジミーは逃げ出した。
居酒屋の2階の窓から飛び降りた所で、車が走ってきた。
ジミーを轢きそうになり、急停止する。
「頼む、乗せてくれ」
ジミーはフライングカートの扉を開けて、飛び込んだ。
「どこでもいいんだな」
SPが窓から身を乗り出して、止まれとか叫んでいた。
男は一瞥するとフライングカートを急発進させた。
「逃げ出すのは宇宙空間でもいいんだな」
「任す。もう、どこでもいい」
「よし、じゃあ、行き先は地獄直行便の貨物船エクスペクトだ」
「地獄直行船って・・・お前は赤い疾風」
車を運転している男の顔を見て、ジミーは声を上げた。
「俺の顔を知っているとは」
「当たり前だろ。傭兵部隊のナンバー8。ジョー」
「お前に特ダネをやろうと思ってな。迎えに来たわけだ。」
「何やるんだ。」
「それは船についてからのお楽しみさ」
ジョーはフライングカートの高度を急激に上げていった。




